道私立中学高校協会が理事長等研修会　時代に適応した運営を　具体的な方策を紹介

（関係団体 2017-11-09付）

会員６０人が参加し、学校運営の充実に向けて理解を深めた

　【函館発】道私立中学高校協会（森本正夫会長）は十月下旬の二日間、フォーポイントバイシェラトン函館で理事長・理事・校長研修会を開いた。四人の講師による講演などを通じて、これからの時代に適応した学校運営の充実・発展を目指した。

　研修会は、テーマ「新たな時代の幕明けと私学経営」のもと実施。全道の私立学校の校長や理事長など約六十人が参加し、研鑚を積んだ。

　一日目は、開会式と二つの講演を実施。開会式では西岡憲廣副会長と山田伸二函館支部長、来賓の遺愛女子中学・高校の福島基輝理事長兼校長などがあいさつし、充実した研修会となるよう期待を寄せた。

　続いて、近畿大学総務部の加藤公代広報室長が「知と汗と涙の近大流コミュニケーション」、道総務部法務・法人局学事課の所健一郎課長が「私立高校の当面の課題について」と題して、それぞれ講演。加藤広報室長は、学生のSNSの利用による広報動画の配信や有名企業との連携による先進的な学校運営について所課長は、学校の定員調整や校内におけるいじめ防止、自殺防止について情報を提供した。このあと、西岡副会長と宮川英隆副会長が提言・報告を行った。

　二日目は、道教委新しい高校づくり推進室の武田信吾室長が「これからの高校づくりに関する指針について」、函館工業高等専門学校の奥平理教授が「新幹線開業と地域連携～経済効果も交えて」を演題に講演。参加者は、資質・能力の向上を目的に研鑚を積んだ。

(関係団体 2017-11-09付)