釧路小中学校教頭会が研究大会　教職員へのかかわり方追究　３つの視点から専門性向上を

（関係団体 2017-11-17付）

５３人が参加し、それぞれの力量を高めた

　【釧路発】釧路小中学校教頭会（齋藤超会長）は十日から二日間、弟子屈町内の川湯観光ホテルで研究大会を開いた。五十三人が参加。研究発表や実践交流、講演を通して、教職員の専門性を高める教頭のかかわり方などについて研鑚を深めた。

　研究主題「豊かな人間性と創造性を育み未来を拓く学校教育～豊かな心とたくましく生きる力を育む活力ある学校づくりの推進」のもと、サブテーマに「教職員の専門性を高める教頭の関与のあり方の追究」を設定。教職員の資質・能力を「学習指導力」「生徒指導力」「学校運営力」の三つの視点からとらえ、地域や学校の実態に応じて重点を絞り、資質・能力の向上のために教頭としてどうかかわるのかを研究している。

　初日の開会式では、齋藤会長があいさつ。「学ぶ教頭会」を具現化することを目指し「教頭一人ひとりが力量を高める機会にして」と呼びかけた。

　次いで、釧路教育局の武山昇義務教育指導監、釧路管内町村教委連絡協議会の國安修一会長、釧路校長会の萩原崇弘会長があいさつ。荻原会長は「教頭として責任と権限の所在をあいまいにしてはいけない」とし、法令に規定されていないことをどう判断するかなど、確かな根拠に基づく持論を大切にするよう求めた。

　このあと、本年度の研究について加藤誠一研修部長が報告したほか、浜中町教頭会の実践について、浜中町立霧多布中学校の草間千広教頭が発表。「互いに研鑚し合える環境づくりと、教職員全体の学習指導力向上を目指す」ための取組として、①授業参観に基づく助言・指導、学校体制への配慮②分掌や学年体制への配慮、組織的な校内研修③教育委員会や地域との連携、各種研修への参加促進―を行ってきたことを説明した。

　後半は実践交流などを行い、二日目は「ココロとカラダに響くツボを求めて！」をテーマに、はりきゅう・アロマあんずの種の須藤隆昭院長が講演した。

(関係団体 2017-11-17付)