道警「JUMPプラン」実施状況10月末現在 学習支援など204回実施 少年の居場所づくりを推進
(道・道教委 2017-12-12付)

 道警は、少年の居場所づくり事業(通称・JUMPプラン)の実施状況をまとめた。少年の様々な活動が可能な居場所づくりを進め、他者への思いやりや規範意識の醸成を図るもの。二十九年度は十月末現在で二百四回実施。活動内容は学習支援が七十五回と最も多く、社会参加活動が四十五回、農業体験が三十四回、就労支援が四回、ボランティア体験が二回と続く。

 この事業は十六年から開始。学校・家庭・地域・関係機関・ボランティア団体などとの連携を通して、素行に問題のある子どもの様々な活動が可能な居場所づくりを推進し、他者を思いやる心や規範意識の醸成を目指すもの。

 活動内容は主に、スポーツ、文化・芸術体験、料理、環境美化活動などの「社会参加活動」、高齢者・障がい者施設、保育園の訪問などを行う「ボランティア体験」、農場で農作物を育てる「農業体験」、大学生ボランティア「Jumpers」などと協力し、進学・復学への支援を行う「学習支援」、職業体験などを行う「就労支援」の五つ。各警察署が子どもの状況を踏まえて活動内容を決定している。

 二十八年度は計百六十回実施した。内訳は、学習支援が七十五回、社会参加活動が四十五回、農業体験が三十四回、就労支援が四回、ボランティア体験が二回となっている。

 二十九年度は十月末現在で二百四回実施している。内訳は社会参加活動百三十二回、学習支援四十回、農業体験三十一回、就労支援一回となった。

 道警では、活動を支えるボランティアの確保、子ども一人ひとりに必要な支援を行うため、活動の種類を増やすことを課題に挙げている。

(道・道教委 2017-12-12付)

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