道図書館振興協議会・道立図書館　全道図書館専門研修開く　最新の動向・事例学ぶ

（関係団体 2018-01-12付）

図書館職員や教員・図書司書など３５人が参加した

　【小樽発】道図書館振興協議会と道立図書館は二十九年十二月中旬、市立小樽図書館で全道図書館専門研修を開いた。図書館職員や教員・図書司書など三十五人が参加し、図書館関係法規に関するスキル向上を図った。

　研修は、市町村の図書館から質問の多い著作権法と学校との連携を進める上で留意すべき子どもの読書活動に関連する法規について学ぶことを目的に開催。午前・午後の二部構成で、午前の部は著作権法について、午後の部は学校図書館法を中心とした関係法規について講義を行った。

　はじめに、協議会事務局長を務める道立図書館の伊藤敏文総務企画部長があいさつ。研修で学ぶ著作権法などについて「最新の動向や事例の紹介を通じて知識の習得を図っていただく。学んだことを各職場に戻ってから、職員同士で情報共有を図ってほしい」と呼びかけた。

　午前の部は、道立図書館利用サービス部の一戸泰資料課長が「こんなときにどうする？実務に役立つ著作権法」と題して講義。著作権法の最新動向やケース別の実例をもとに解説した。

　午後の部は、協議会の野村邦重事務局次長が「学校図書館の利用、子どもの読書をめぐる動き～関係法規を中心に」と題し講義。

　このあと、小樽市図書館の加藤久美子司書が事例発表したほか、参加者間で情報を交換した。

(関係団体 2018-01-12付)