人づくりは未来への投資　高橋知事が３０年度予算案説明

（道・道教委 2018-02-19付）

高橋知事は「北海道未来創生予算」の内容を説明した

　高橋はるみ知事は十五日の会見で、道の三十年度予算案について説明した。「未来を担う多様な人づくり」などを柱に掲げ「地域づくりのコアは人づくり」と述べた。

　道の三十年度当初予算額は、前年度当初比〇・一％減の二兆七千四百九十八億円。前年度国補正分の一千五十一億円を実質的に一体執行することから、予算規模は二兆八千五百四十九億円となる。

　高橋知事は、三十年度予算を「北海道未来創生予算」と銘打ち、「地域創生の推進」「未来を担う多様な人づくり」「世界を見据えた果敢な挑戦」の三点を柱に据えた。

　財政健全化にかかわり、管理職の給与の独自縮減について、職員の士気や優秀な人材確保への影響を勘案し、三十年度で終了すると明言した。

　「百五十年を迎えた北海道で、これからの五十年、百年を考えた場合、地域づくりのコアとなるのは、未来への投資という視点からの人づくり」と述べ、スポーツを通じた人づくりや子どもの確かな成長を支える環境づくりなどの施策を説明した。

　働き方改革にもふれ、教員が子どもに向き合う環境整備が重要とする一方、学校教育における部活動の重要性を指摘する声があることを踏まえ「さらに議論を積み重ねていかなければ」と述べた。

(道・道教委 2018-02-19付)