札幌市小学校長会が３月総会開く　新会長に鈴木校長（東苗穂）選出　３０年度活動の重点を確認

（関係団体 2018-03-12付）

鈴木新会長は「チーム市小として物事に当たっていきたい」と語った

　札幌市小学校長会は八日、ホテルライフォート札幌で三月総会・研修会を開いた。「学校経営の充実」など三十年度の活動の重点を示したほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることを確認。三十年度役員選考では、新会長に札幌市立東苗穂小学校の鈴木宏宣校長、新事務局長に札幌市立明園小学校の佐藤裕三校長を選出した。鈴木新会長は「すべての会員の皆さんと目の前の問題について情報を共有し合いながら、一つひとつの問題に真摯に向き合い、チーム市小として物事に当たっていきたい」と意気込みを述べた。

　冒頭、野寺克美会長があいさつ。Ｊアラートの対応や暴風雪の休校措置など二十九年度を振り返り「児童が安全・安心に学ぶことのできる環境をどう整えていくのか、創造的な対応が今後一層求められる」と話した。

　また、三十二年度から新学習指導要領の全面実施となるため、万全の体制で迎えられるよう、準備を進めることを求めた。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の廣川雅之教育課程担当課長が登壇。次年度以降の新しい教育課程の編成・実施に当たって「これまで培ってきた職場のチームワークを発揮し、計画・実行・評価・改善のサイクルにのっとって取組を進めてほしい」と呼びかけた。

　このあと議事では、組織運営検討委員会の答申について報告。今後の組織体制の方向性や、各支部・専門部の在り方などを示した。

　また、三十年度の運営方針や活動の重点を確認。活動の重点には、「学校経営の充実」「研修活動の充実」「組織の充実強化」を盛り込んだほか、共同研究主題「未来を創造する札幌人を育成する豊かで確かな小学校教育の実現」のもと、各専門部が研究を進めることを確認した。

　活動計画では、十月二十二日に経営法制研修会、来年二月七日に研究大会を開くこととした。

　また、三十年度の役員を選考。新会長に東苗穂小の鈴木校長、新事務局長に明園小の佐藤校長を選出した。鈴木新会長は、校長会が大切にしてきたことを引き継ぎ、自立した札幌人の育成や信頼される学校づくりに向けて取組を進めるほか「すべての会員の皆さんと目の前の問題について情報を共有し合いながら、一つひとつの問題に真摯に向き合い、チーム市小として物事に当たっていきたい」と意気込みを述べた。

　続く研修会では、「未来を見据えた校長会の研究・研修」について研究部が発表した。

　三十年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝鈴木宏宣（東苗穂小・新）

▽副会長＝熊谷由紀（桑園小・新）、津田安彦（山鼻南小）、辻尚樹（手稲宮丘小・新）、本間達志（発寒西小・新）

▽監査＝類家斉（大倉山小・新）、石澤龍彦（厚別北小・新）、野村幸明（東橋小・新）

▽事務局長＝佐藤裕三（明園小・新）

▽事務局次長＝林貞年（前田小・新）、池田哲也（ひばりが丘小・新）

▽会計＝舘岡秀孝（屯田南小・新）

(関係団体 2018-03-12付)