若草小・柏陽中にＣＳ導入　小中合同の学校運営協議会設置　恵庭市教委が３０年度

（市町村 2018-03-15付）

　恵庭市教委は三十年度、市内の若草小学校・柏陽中学校にコミュニティ・スクール（ＣＳ）を導入する。二十九年度からＣＳの全校導入に向け取組を進めており、三十三年度までの完了を目指す。

　市では「地域とともにある学校」の実現に向けて、三十三年度までのＣＳ全校実施を目指しており、二十九年度の柏小学校を皮切りに導入を進めている。三十年度は、小中一貫教育を行っている若草小と柏陽中に合同の学校運営協議会を設置する。

　両校は本年度、全四回のＣＳ設立準備委員会を開催。両校の校長および教頭、主幹教諭、ＰＴＡ会長、町内会長、市教委職員などが参加し、学校運営協議会における部会構成や活動内容、目標などについて協議・検討してきた。

　両校教員に実施したアンケートの結果をもとに、義務教育九年間で目指す子ども像として「地域を愛し、自ら学ぶ意欲に満ちた、心豊かな子ども」、三十年度のＣＳ活動目標として「子どもと地域がふれあう機会を大切にし、ともに学ぶ子どもを育む」、ＣＳ活動スローガンとして「子どもの未来を、地域みんなで支えよう～生き生きと学ぶ子どもを育てる」と設定。五月の第一回学校運営協議会で検討し、正式に決定する予定となっている。

　なお、三十一年度は恵庭小・松恵小・恵庭中、三十二年度は和光小・恵み野旭小・恵明中、三十三年度は島松小・恵み野小・恵北中・恵み野中に学校運営協議会を設置していく予定。

(市町村 2018-03-15付)