１定札幌市議会予算特別委ダイジェスト

（市町村 2018-03-19付）

　十四日の札幌市議会第一回定例会第一部予算特別委員会で、教育に関する質疑が行われた。

◆ＡＬＴの契約方法　安定的配置に向け　他都市の形態調査

　外国語指導助手（ＡＬＴ）の契約について質疑が行われた。

　市教委では外国語指導助手の配置について、国のＪＥＴプログラムを活用しているほか、民間業務委託（Ｎｏｎ―ＪＥＴＡＬＴ）を行っている。民間業務委託について、二十八年度に契約した業者が期日までに外国語指導助手を確保できなかったことから、外国語指導助手を活用した授業が遅れることとなった。

　引地秀美学校教育部長は外国語指導助手の契約について、安定的に配置できるよう、例年より入札を二ヵ月前倒ししたほか、複数年契約を行っていることを説明し「今後は、他都市の契約形態のほか、契約方法など調査研究していきたい」と述べた。

　伊藤理智子委員（日本共産党）の質問に答えた。

◆いじめ防止に向けた取組　道徳科の活用推進

　いじめ防止に向けた取組について質疑が行われた。

　三十年度には小学校、三十一年度には中学校で「特別の教科　道徳」が実施となる。

　和田悦明児童生徒担当部長は道徳科について、いじめの防止につながる内容が全学年に位置付けられていることを強調。「学校教育全体および家庭・地域との連携を通して、子ども一人ひとりが他者への思いやりの気持ちをもって支え合いながらよりよく生きようとする態度を育んでいきたい」と方針を示した。

　伴良隆委員（自民党）の質問に答えた。

◆小学校の入学準備金　保護者負担軽減へ早期の支給を検討

　就学援助制度について質疑が行われた。

　市では、すべての児童生徒が家庭の経済状況にかかわらず、義務教育を円滑に受けることができるよう、学用品費や給食費の助成を行う就学援助に取り組んでいる。

　引地秀美学校教育部長は、小学校入学準備金の入学前支給について申請の手続きや支給方法を検討していることを説明し「小学校入学時における家計の負担を軽減するため、入学前支給に向けて準備を進めたい」と述べた。

　太田秀子委員（日本共産党）の質問に答えた。

(市町村 2018-03-19付)