島牧村の30年度教育行政執行方針 10月めどに 小中合同CS設置 中学校でタブレット端末整備(市町村 2018-04-06付)
島牧村教委・小野寺淳司教育長
【倶知安発】島牧村教委の小野寺淳司教育長は、三月上旬の第一回村議会定例会で教育行政執行方針を説明した。ICT環境整備として中学校にタブレット端末、小学校に実物投影機を整備する考えを示したほか、十月をめどに小中合同のコミュニティ・スクールを設置する方針を明らかにした。
執行方針の概要はつぎのとおり。
▼学校教育の推進
▽確かな学力の育成
小学校では、朝・放課後学習や夏季・冬季休業期間の学習サポート、中学校では、毎週木曜日の放課後サポートや夏季・冬季休業期間の講習会、各学校ともに習熟度別指導などを実施するとともに、小学校においては村独自で教員を配置し、基礎・基本の定着を図るための授業が行われる環境づくりに努める。よりよい生活習慣の形成に向け、家庭学習の習慣化や生活リズムの確立など、各学校と連携しながら取り組む。
外国語教育については、小・中学校ともに外国語指導助手を派遣し、担任などと連携させ、英語力の向上に努める。
ICT環境整備については、中学校にタブレット端末、小学校に実物投影機を整備し、分かりやすく深まる授業の実現につなげる。
特別支援教育については、保育所も含め小学校・中学校・家庭・関係機関との連携を密にし、一貫した指導・支援に取り組む。
寿都高校については、学校の存続に向けて、資格取得検定などの受検を奨励していることから、村の生徒がこれらを受検する経費全額を助成する。
▽豊かな心の育成
いじめについては、各学校でいじめ防止基本方針を策定し、年間を通じて取り組み、未然防止に努める。
読書については、朝読書や読書週間を設けるなど、読書の習慣を身に付ける取組を行うとともに、図書の購入など、環境充実に努める。
▽健やかな体の育成
各学校において、体育の授業や休み時間などでの体力づくり、新体力テストなどに取り組むとともに、マラソン大会、耐久遠足、スキー遠足、クラブ活動や部活動などについてサポートし、体力向上を図る。
▽信頼され地域とともにある学校づくり
コミュニティ・スクールについては、早々に設置準備委員会を立ち上げ、十月をめどに小中合同のコミュニティ・スクールを設置する。
▼生涯学習の推進
▽青少年教育
地域の団体などの支援、協力を得ながら、漁業や農業など地域の特性を生かし、自然や文化に理解を深めるふるさと教室などの体験活動を実施。子どもたちの放課後対策として、週五日の放課後児童クラブを引き続き実施する。
▽人材育成事業
人材育成講演会、小学生国内視察研修、村若者視察研修を実施し、広い視野から郷土をみることができる感覚を養い、今後の村づくりに積極的に参画できる人材を育成する。
(市町村 2018-04-06付)
その他の記事( 市町村)
札幌市子ども未来局が子ども食堂などへアンケート 4割が学校と連携希望 利用者の確保など課題に
札幌市子ども未来局は、市内で子ども食堂など〝子どもの居場所づくり〟を行っている団体に行ったアンケート調査の結果をまとめた。五十団体にアンケートを送付し、三十六団体が回答した。団体の利用者に...(2018-04-06) 全て読む
名寄市の小中学校施設整備計画素案 名寄中と名寄東中で更新検討 智恵文小は小中一貫校導入も視野
【旭川発】名寄市は、小中学校施設整備計画(素案)をまとめた。計画期間は、三十~三十八年度の九年間。旧耐震構造で老朽化が著しい名寄中学校と名寄東中学校のほか、校舎が未耐震の智恵文小学校では小...(2018-04-06) 全て読む
南幌町30年度教育行政執行方針 公設学習塾を新たに開設 CS導入して地域の意見反映
【岩見沢発】南幌町教委の小笠原正和教育長は、三月上旬の町議会定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。小・中学校に学校運営協議会を設置したコミュニティ・スクールを導入する考えを表明。小・...(2018-04-06) 全て読む
東川町30年度教育行政執行方針 「グローブ」を新教科に 学校給食で世界の料理提供
【旭川発】東川町教委の林万里教育長は、三月上旬開会の第一回定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。二十九年度に文部科学省の委託事業・研究開発学校制度の指定を受けた新領域「グローブ(Gl...(2018-04-06) 全て読む
豊頃町教委30年度教育行政執行方針 31年度にCS導入へ 特別支援教育支援員を2人配置
【帯広発】豊頃町教委の山本芳博教育長は、三月上旬の第一回町議会定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。特別支援教育について、「二人の特別支援教育支援員を配置し、個別の教育支援計画によっ...(2018-04-06) 全て読む
札幌市立高校のプレゼンテーション大会 市立高を比較するリーフレット配布
札幌市立高校などに通う生徒が学校で取り組んでいる学習活動の成果を発表する市立高校プレゼンテーション大会では、高校生が制作した『市立高校比較リーフレット』が配布された。大会実行委員会で小・中...(2018-04-05) 全て読む
札幌市立8校がプレゼンテーション大会 写真や動画で魅力を発信 “見て・聞いて・触れる” 各校紹介VTRや制服試着コーナーも
市立高校プレゼンテーション大会が三月三十一日、札幌駅前通チ・カ・ホ北三条交差点広場で開かれた。札幌市立高校などに通う生徒が学校で取り組んでいる学習活動の成果を発表する初の大会。中学生をはじ...(2018-04-05) 全て読む
西興部村の30年度教育行政執行方針 習熟度に応じた指導を 北大学生招き夏休みに学習会
【網走発】西興部村教委の吉田且志教育長は、三月中旬の第一回村議会定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。確実な基礎学力の定着に向け、習熟度に応じた指導の充実に努めるほか、北大の学生を招...(2018-04-05) 全て読む
札幌市教委30年度研究開発事業概要 新たにがん教育など 推進校と研究校の2方式
札幌市教委は三十年度研究開発事業の概要をまとめた。学校教育推進上の諸課題について実践的研究を行い、研究成果や検証結果を普及・啓発することで、札幌市の学校教育の改善・充実を目指すもの。新たに...(2018-04-05) 全て読む
音威子府村の30年度教育行政執行方針 英語身近に感じる授業を 近隣3町と高校生徒数確保へ取組
【旭川発】音威子府村教委の髙曽根誠教育長は、三月中旬の第一回定例会で三十年度教育行政執行方針を説明した。義務教育では、小・中学校の新学習指導要領の全面実施に向けて外国語指導助手を配置し、小...(2018-04-05) 全て読む