札幌市小学校教頭会が総会研修会　８月の全国大会へ準備　役員改選―宗石会長を再任

（関係団体 2018-04-11付）

３０年度の活動方針を決定した

　札幌市小学校教頭会は九日、ホテルライフォート札幌で三十年度総会研修会を開いた。八月一～三日に札幌市で開かれる全国大会に向けて準備を進めるなど、三十年度の活動方針を決定。役員改選では宗石健太郎会長を再任した。

　冒頭、宗石会長があいさつ。八月の全国大会にふれたほか、子どもたちの健やかな成長に向けて「頑張って取り組んでいる職員の健康面や精神的な豊かさにも目を向けなければならない。そのためにアンテナを高くするなど、学校での教育活動が円滑に進むよう努めなければならない」と話した。

　来賓あいさつでは、札幌市教委の檜田英樹学校教育部長と札幌市小学校長会の鈴木宏宣会長が登壇。檜田部長は地域の学校として、信頼される学校づくりのより一層の推進を図るほか、日々の業務負担軽減に向けた取組を求めた。

　鈴木会長は「それぞれの個性や持ち味をしっかり生かして、精一杯力を発揮してほしい」と呼びかけた。

　新会員の紹介に続く議事では、二十九年度の事業などを報告したほか、三十年度の活動方針や計画、役員体制などを決定した。

　活動方針では、人間性豊かな児童を育てる学校教育の推進を図り、教頭の職能を一層高めるための研修活動を充実させ、札幌市の教育の進展に寄与することとした。

　また、三ヵ年計画の研究主題「共に生きる心と知を育む　社会に開かれた活力ある学校づくり～たくましく生きる力の育成」の二年目として、①協働的な学びを構築する②社会とのつながりを積極的にもつ③活力ある学校をつくる―の三点を重視した学校づくりを目指すこととした。

　研究推進の基本構想では、教頭職として専門性を高めるための課題研究を行うとともに、会員の視野と認識を広める研修を実施していくことを決定。また、「これまで積み上げてきた成果と残された課題を踏まえた研究の継続性」「同僚性を発揮した組織的な研究としての協働性」「教頭としての職務遂行や自校の課題に関連させる関与性」の三本の柱を研究推進のキーワードとして、各専門部および各支部を中心に実践研究を行っていくことも確認した。

　厚生部では「共に生きる力を育む　社会に開かれた活力ある学校・職場づくりのための教頭の関わり」、保健体育部では「豊かな心と健やかな身体を育む体制づくりと整備に向けた教頭の関わり」について研究を進める。

　また、八月一～三日に開かれる第六十回全国公立学校教頭会研究大会札幌大会に向けて、会議や研修を整理するととともに、道公立学校教頭会および札幌市中学校教頭会と密接に連携しながら準備を進めることを確認した。

　役員改選では、宗石会長を再任した。

　道出向役員を除く本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝宗石健太郎（手稲北小）

▽副会長＝阿部孝則（光陽小・新）、高橋直之（三角山小・新）

▽事務局長＝関根治彦（山鼻南小）

▽事務局次長＝冨波修（大倉山小）

▽会計＝太田智子（藤野小・新）

▽特別会計＝菅野英之（あいの里東小）

▽監査委員＝大場隆幸（藻岩南小）、三浦史人（澄川小）、神島正和（三里塚小）

(関係団体 2018-04-11付)