あすチャレ!スクール初実施へ 講師とパラスポーツ体験 アスリートのデモ、講話も―札幌市教委(市町村 2018-04-11付)
札幌市教委は、本年度のオリンピック・パラリンピック教育推進事業において、日本財団パラリンピックサポートセンターが主催するあすチャレ!スクール(=あすチャレ)を初めて実施する。パラアスリート講師がパラスポーツのデモンストレーションや講話を行うほか、子どもが講師とともにパラスポーツ体験をする三部構成のプログラム。事業の課題「オリンピアン・パラリンピアンなどを講師に招いて行う体験的な学習」に参加する十五校のうち、五校で実施される予定だ。
この事業は、二十八年度に初めて実施。アジアで初の冬季オリンピック大会を開催した札幌の歴史と伝統を踏まえた学習を通して〝ふるさと札幌〟を愛する心や、オリパラの理念を基盤として、他者との共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成などを図ることを目指している。
あすチャレも、二十八年度から開始され、これまでに三十三都道府県で実施。道内では、昨年、江別市内の小・中・高校四校で行われた。
あすチャレは、障がい者が抱える一番の障がいを、身体上のものではなく社会に存在する障がいととらえ、パラスポーツによるプログラムを通じて、参加者に気付きを与え、意識を変え〝明日へのチャレンジ〟(行動)につなげることを目指している。
また、①障がいとは何か②他者のことを自分ごととして考える心③夢や目標をもつ力④可能性に挑戦する勇気―の四点を学ぶこととしている。
プログラムについては、パラアスリート講師によるパラスポーツのデモンストレーション、代表の児童生徒が参加するパラスポーツ体験、講師による講話をそれぞれ三十分ずつ行う。パラスポーツそのものだけではなく、デモンストレーションや体験において「応援」にも着目し、その意義や効果を児童生徒が実感することをねらう。
市教委では、事業とあすチャレの目的が合致することから、昨年十二月に参加を申請した。事業の研究課題「オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習」に参加する十五校のうち、五校での実施を予定している。
(市町村 2018-04-11付)
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