札幌市教委が特別支援学校等専属ＡＬＴ新規配置　生きた英語ふれる機会を　対象７校の要望に合わせ活用

（市町村 2018-04-18付）

　札幌市教委は、本年度から新たに特別支援学校・分校専属の外国語指導助手（ＡＬＴ）を一人配置した。市内の全校種の児童生徒に生きた英語にふれる機会を提供することなどが目的。市内の特別支援学校五校、分校二校の計七校に、学校の要望に合わせてＡＬＴを活用してもらう考えだ。

　市教委では、これまで小規模校に配置されていたＡＬＴを、札幌市立山の手養護学校へ一学期に二週間、二学期に三週間、計五週間程度派遣してきたほか、分校でも要望があれば授業が行えるように調整してきた。

　前年度、特別支援学校などにＡＬＴに関する要望調査を実施したところ、一定数の学校から配置希望があった。このため、本年度から市立の特別支援学校五校、分校二校に専属のＪＥＴＡＬＴを、通年で一人配置することとした。

　専属で一年間ＡＬＴを配置することで、学校の要望に柔軟に対応していく。また、市内のあらゆる校種の児童生徒に、生きた英語にふれる機会を平等に提供することを目指す。

　現在、ＡＬＴとの授業を予定している学校は五校。分校での外国語活動のほか、特別支援学校の各教科等に合わせた指導などにおいて、ＡＬＴとの授業を実施する予定だ。

　市教委では、現在ＡＬＴとの授業を予定していない特別支援学校に関し、要望があれば活用してもらえるよう調整を進めていく考えだ。

(市町村 2018-04-18付)