29年度道内公立学校給食実施状況―道教委まとめ 完全給食実施率96・9% 米飯給食週平均3・1回実施
(道・道教委 2018-04-24付)

公立学校の学校給食実施状況(29年5月1日現在、%は実施率)
公立学校の学校給食実施状況(クリックすると拡大表示されます)

 道教委は、道内公立学校の二十九年度学校給食実施状況(二十九年五月一日現在)をまとめた。小・中学校、特別支援学校、夜間定時制高校の四校種一千七百五十一校のうち、完全給食(パンまたは米飯、ミルク、おかず)実施校は一千六百九十六校で、実施率は九六・九%だった。補食給食(ミルク、おかずなど)とミルク給食(ミルクのみ)を合わせた実施校は一千七百三十八校、九九・三%。完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は一千六百九十一校、九九・七%で、米飯給食の週平均実施回数は三・一回だった。

 完全給食の校種別実施状況をみると、小学校は一千五十二校のうち一千二十三校、九七・二%で実施しており、補食給食・ミルク給食を合わせると一千四十七校、九九・五%だった。

 中学校は、五百九十五校のうち五百七十五校、九六・六%で完全給食を実施し、補食給食・ミルク給食を合わせた実施校は五百九十校、九九・二%。

 特別支援学校七十校のうち、完全給食は六十六校、九四・三%で、ミルク給食と合わせると六十七校、九五・七%で実施している。

 夜間定時制高校では、三十四校中三十二校、九四・一%で完全給食を実施し、補食給食を合わせた実施率は一〇〇%だった。

 四校種の合計では、一千七百五十一校中一千六百九十六校、九六・九%で完全給食を実施。補食給食・ミルク給食を合わせると、一千七百三十八校、九九・三%。

 完全給食実施校のうち、米飯給食実施校は、小学校が九九・七%に当たる一千二十校、中学校が九九・七%に当たる五百七十三校、特別支援学校と夜間定時制高校が全校。四校種合わせて一千六百九十一校、九九・七%で実施した。

 また、米飯給食の週平均実施回数は、小・中学校がそれぞれ三・一回、特別支援学校が三・二回、夜間定時制高校が四・三回。合わせて平均三・一回。

 栄養教諭・学校栄養職員の配置状況は、小学校が百八十人(うち栄養教諭百二十八人)、中学校が六十七人(同四十六人)、共同調理場が二百四十四人(同二百二十三人)、特別支援学校が五十二人(同五十二人)、市町村教委が十三人(同ゼロ)で、合計五百五十六人(同四百四十九人)となっている。

 調理員は、小学校六百二人、中学校百六十八人、共同調理場一千二百十一人、特別支援学校六十二人、夜間定時制高校三十六人の計二千七十二人が配置されている。

 完全給食実施校における学校給食費の状況をみると、一食当たりの平均単価は、小学校低学年が前年度と比べ一円二十二銭減の二百三十八円八十四銭、同中学年が一円七銭減の二百四十円六十八銭、同高学年が一円減の二百四十一円九十四銭。中学校の平均単価は、五十五銭減の二百九十円二十二銭だった。

 学校給食施設の設置状況をみると、単独調理場が四百四十七校で、内訳は小・中学校が三百六十四校、特別支援学校が五十一校、夜間定時制高校が三十二校。共同調理場は百九十一ヵ所となっている。

(道・道教委 2018-04-24付)

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