雪・環境・読書で４７校指定　札幌らしい学校教育推進事業実践校―札幌市教委　１１日にプロジェクト会議

（市町村 2018-05-10付）

　札幌市教委は、三十年度札幌らしい特色ある学校教育推進事業の研究実践校を決定した。四十七校を研究実践校に指定。各研究実践校は雪・環境・読書のそれぞれのテーマに沿って、特色ある教育活動を推進していく。

　札幌らしい特色ある学校教育推進事業は、すべての学校が育てたい力を明確にしながら取り組む特色ある教育活動の推進を目的に実施しているもの。札幌市教育推進の目標に基づく、自立した札幌人を育成するためにすべての学校が共通に取り組む三つのテーマ「北国札幌らしさを学ぶ“雪”」「未来の札幌を見つめる“環境”」「生涯にわたる学びの基盤“読書”」を中心に据えている。

　「雪」の雪に関する教育課程研究実践校は五校で、雪を題材とした学習活動の教科などにおける教育課程の位置付けについて研究する。

　「環境」では、環境に関する教育課程研究実践校を五校指定。また、さっぽろっこ農業体験事業研究実践校は三十校を指定し、稲作や酪農など農業体験を通して、食の大切さへの理解を深める。

　「読書」では、中央図書館を活用したモデル授業研究実践校を三校指定。また、園・学校での図書館活用授業研究実践校は四校で、学校の図書館や園の図書コーナーを利用した授業や活動について研究する。

　なお、あす十一日午後三時三十分から市教委会議室で第一回研究実践校連絡会議兼推進検討プロジェクト会議を開く。

　本年度の研究実践校はつぎのとおり。

【雪】

▼雪に関する教育課程研究実践校＝白楊幼、屯田北小、新琴似緑小、真駒内公園小、簾舞中

【環境】

▼環境に関する教育課程研究実践校＝緑丘小、苗穂小、米里中、定山渓中、市立札幌藻岩高

▼さっぽろっこ農業体験事業研究実践校

▽野菜、果樹等の収穫体験＝屯田西小、北都小、旭小、東山小、南小、定山渓小、発寒東小

▽田植えと稲刈り体験＝屯田北小、丘珠小、本町小、開成小、前田小

▽酪農体験＝新光小、栄町小、大谷地小、上野幌小、石山南小

▽さとらんど子ども学習農園を活用した収穫・調理体験＝栄緑小、月寒東小、平岸西小、藻岩小、稲積小

▽バス手配のみ＝山鼻小、幌北小、あいの里東小、札苗北小、米里小、青葉小、美園小、西岡北小

【読書】

▼中央図書館を活用したモデル授業研究実践校＝上白石小、北の沢小、西岡小

▼園・学校での図書館を活用した授業研究実践校＝もいわ幼、常盤小、平岡緑中、市立札幌大通高

(市町村 2018-05-10付)