次期文化芸術基本計画を策定へ―札幌市　７月以降、検討委で案作成　パブコメ経て年度末までに

（市町村 2018-05-14付）

　札幌市は、「札幌市文化芸術基本計画」の次期計画を年度末までに策定する予定だ。文化芸術に関する施策を総合的かつ計画的に実施するために策定。三十一年度からの五ヵ年計画で、六月末から七月初旬に検討委員会を設置し案の作成に取り組むほか、パブリックコメントなどを実施して基本計画を策定する。

市では、九年に札幌市芸術文化基本構想を策定。二十一世紀に向けて文化芸術の担い手が一人ひとりの市民であることを踏まえ、市民の個性が輝くまちづくりを目指し、様々な成果を上げてきた。

　基本構想の策定から十年が経過した十九年には、市の文化芸術を取り巻く社会的背景が大きく変化したことから、基本計画の策定に着手。二十一年に策定した。

　また、市は二十七年一月に「創造性あふれる文化芸術の街　さっぽろ」をテーマとした二十七年度から三十年度までの基本計画を策定。教育関係では、子どものミュージカル鑑賞事業や札幌市中学校文化連盟の展示・発表支援などを盛り込んでいた。

　今回、三十年度で計画期間が終了することから、次期計画を策定する。

　六月末から七月初旬に検討委員会を設置。案を作成するほか、パブリックコメントを実施して、年度末までに計画を策定する予定だ。

(市町村 2018-05-14付)