道町村教委連が３０年度総会開く　新会長は石田教育長（美深町教委）　７月に道市町村教育委員研修

（関係団体 2018-05-14付）

美深町の石田教育長を新会長に選出

　道町村教育委員会連合会は十日、ホテルライフォート札幌で三十年度総会を開いた。七月に札幌市教育文化会館で第五十五回道市町村教育委員研修会を開くことなどを盛り込んだ三十年度事業計画を決定。役員改選では、新会長に美深町教委の石田政充教育長を選出した。

　はじめに、三澤吏佐子理事があいさつ。人口減少社会、グローバル化や高度情報化の進展などの変化を踏まえ、社会の変化に向き合い、挑戦し、未来を開く力を身に付ける必要性を強調。子どもたちが地域の未来、幸福な人生を築くことができるよう「道教委をはじめ、関係機関と緊密に連携し、教育委員会相互の情報交換、研修の確保に努め、各町村の教育を力強く推進し、本道教育の一層の充実と発展に寄与していきたい」と述べた。

　続いて、道教委の鶴羽佳子委員が登壇。北海道命名百五十年を記念する各種事業の展開、七月十七日の「道民の日」を迎えるに当たってのふるさと教育の推進に協力を呼びかけた。

　また、道教育推進計画、策定に向け準備が進められている仮称・道幼児教育振興基本方針について説明。新学習指導要領、いじめ問題への対応、学校における働き方改革、教職員の服務規律の徹底など、教育行政推進上の課題を挙げ、本道教育の発展に向けた学校の整備、充実への協力を求めた。

　議事に入り、三十年度の事業計画などを決定。七月に第五十五回道市町村教育委員研修会を札幌市教育文化会館で開催することなどを決定。三十一年度の文教施策に対する要望事項の内容を決めた。

　役員改選では、新会長に美深町教委の石田教育長を選出。「役員の皆さんの協力をお願いし、大役を果たせるよう努めていきたい」と抱負を述べた。

　三十年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝石田政充（美深町教育長・新）

▽副会長＝本庄幸賢（当別町教育長・新）、番坂啓介（幌延町委員）、三澤吏佐子（清水町委員・新）

▽監事＝池田文敏（苫前町教育長）、土井昌昭（積丹町委員）

(関係団体 2018-05-14付)