道教育振興会定期総会開く　工藤副会長が新会長に　来年１月、札幌で教育会議

（関係団体 2018-05-14付）

新任の抱負を述べる工藤新会長

　道教育振興会は十日、ホテルライフォート札幌で三十年度定期総会を開いた。八月に新冠町で「北海道の教育を考える会～日高の集い」、三十一年一月に札幌市で北海道教育会議を開くなど、本年度の事業計画を決定。役員改選では、工藤達成副会長が新会長に選出した。工藤新会長は「北海道の教育の進展に寄与できるよう活動していきたい」と抱負を述べた。

開会に当たり、工藤副会長が紺野忠一郎会長のあいさつを代読。人間関係の希薄化、コミュニケーション能力や規範意識、生活・学習習慣の欠如への対応など当面する学校教育の課題を挙げ、新学習指導要領の実施に向けた「チーム学校」での教育課程の編成、授業改善のための調査・研究など、学校、教師の力を質的に向上・充実させる必要性を挙げた。

　続いて、来賓の道教委・小形秀雄教育指導監、札幌市教委・檜田英樹学校教育部長が祝辞を述べた。

　議事では、三十年度活動方針・事業計画を審議。

　活動方針では、基本方針「今日のわが国の教育の動向を見極め、克服すべき教育課題をとらえ、北海道教育の正常化と活性化に寄与する」とし、「公正な教育世論の喚起・醸成と交流を図る」ことなどを活動の重点に定めた。

　事業計画では、第十七回北海道教育会議を三十一年一月にホテルライフォート札幌で道退職校長会と共催で開くほか、第三十四回「北海道の教育を考える会～日高の集い」を八月に新冠町で開くことなどを決めた。

　役員改選では、工藤副会長を新会長に選出。新役員を代表してあいさつに立った工藤会長は「発足以来の理念を継承し、諸事業を推し進め、北海道の教育の進展に寄与できるよう活動していきたい」と抱負を述べた。

　構成教育諸団体から選出される副会長については、各団体の役員選出後に決定する。

　三十・三十一年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝工藤達成・新

▽副会長（専任）＝濱田美樹・新

▽監事＝栗原清昭、大久保慧、中島巌・新

(関係団体 2018-05-14付)