ミュージカル「松浦武四郎」札幌講演　道教委が児童生徒５００人を無料招待　道１５０年事業で７月に招待校決定

（道・道教委 2018-05-29付）

アイヌ文化の理解と共生の大切さ伝える

　道教委は、松浦武四郎とアイヌの人々の交流を描くミュージカル「松浦武四郎～カイ・大地との約束」札幌公演に、道央圏の児童生徒計五百人を無料招待する。北海道百五十年事業・北海道みらい事業の一環として、九月十一・十二日に札幌市民ホールで開演。アイヌ文化への理解を深めるとともに、ふるさと北海道への誇りや愛着を育む。現在参加校を募集しており、七月上旬ころに招待校を決定する。

　ことしで北海道命名百五十年を迎えることから、道内では北海道の名付け親である松浦武四郎に関する様々な記念事業が計画されている。

　松浦武四郎とアイヌの人々の交流を描くミュージカル「松浦武四郎～カイ・大地との約束」は、北海道の歴史やアイヌの成り立ちを広く道民や子どもたちに伝えることを通して北海道への理解を深め、ふるさとへの誇りや愛着を育むことが目的。九月十一・十二日、札幌市民ホールで、いずれも午前十時三十分から開演する。

　主催はわらび座ミュージカル「松浦武四郎～カイ・大地との約束」札幌公演実行委員会。㈱わらび座、札幌商工会議所などが構成団体となり、道、道教委、札幌市、札幌市教委などがオブザーバーを務めている。

　道教委は、ミュージカル開催に当たって、道央圏（石狩・空知・後志・胆振管内）の小学校四～六年生、中学校一～三年生を五百人（一日につき二百五十人）、引率教員を無料で招待する。

　市町村教委は、希望校の申請書を取りまとめて六月十三日までに道教委に申請。七月上旬ころに招待校を決定する見通し。応募多数の場合、抽選などによって決める。

　提出・問い合わせ先は、道教委教育政策課（〇一一―２３１―四一一一・内線三五―四〇五、三五―四二三）。

(道・道教委 2018-05-29付)