スクール・サポート・スタッフ　業務円滑化に役立てて　道教委がマニュアル作成

（道・道教委 2018-05-30付）

　道教委は、スクール・サポート・スタッフが業務を円滑・効果的に進めるためのマニュアルとして、学校担当者用の『スクール・サポート・スタッフマネジメント担当のみなさまへ』、スタッフ用の『スクール・サポート・スタッフのみなさまへ』を作成した。それぞれの役割や先進地域の取組事例などを記載。スタッフの業務内容を伝える業務依頼票も用意しており、学校業務の効率化に向けて、各学校の事情に即したものに改善して活用するよう呼びかけている。

　スクール・サポート・スタッフは、教員が児童生徒への指導や教材研究などに一層注力できる体制を整備するため、市町村立の小・中学校、義務教育学校に新たに配置する非常勤職。

　学習プリントなどの印刷・配布準備、授業準備の補助、採点業務の補助、その他教員が行う業務のうち、教員としての専門的な知識および技能を要しない業務を担当することで、教員の業務負担の軽減、子どもと向き合う時間の確保が期待される。

　三十年度配置校として小・中学校、義務教育学校計三十二校への配置が決定しており、早ければ六月一日からスタッフを各学校に配置する。

　スタッフが業務を円滑・効果的に進めるために作成した学校担当者用のマニュアル『スクール・サポート・スタッフマネジメント担当のみなさまへ』では、スタッフを効果的に活用できる校内システムの構築・周知など、マネジメント担当者としての役割を例示している。前年度試行実施した広島県、岡山県の事例を踏まえ、業務依頼の方法とルール化、声かけがしやすい配席の工夫、職員への周知の取組などを挙げている。

　また、依頼する業務内容をまとめる業務依頼票も複数種類紹介している。

　スタッフ向けの『スクール・サポート・スタッフのみなさまへ』では、具体的な仕事内容、業務の進め方やポイント、学校現場の一員として心がけるべき事項をまとめている。

(道・道教委 2018-05-30付)