３０年度スクールカウンセラー配置計画　前年度比１１９校増の７２４校　３管内で配置率６割超へ

（道・道教委 2018-05-30付）

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　道教委は、本年度スクールカウンセラー（ＳＣ）配置計画をまとめた。配置校の総数は、前年度の実績値と比較して百十九校増の七百二十四校、配置率は八・三ポイント増の四五・八％。校種別では、小学校が三一・六％、中学校が六六・三％、義務教育学校が六〇・〇％、中等教育学校が一〇〇％、特別支援学校が一三・八％、高校が六五・七％となっている。前年度との比較では、小学校で一一・五ポイント、高校で八・〇ポイント増加した。管内別では、空知・石狩・後志管内で配置率が六割を超える見込み。

　道教委は、児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識・経験のある人材をＳＣとして公立学校に配置するＳＣ活用事業を実施。児童生徒へのカウンセリング、教員・保護者への助言を行うことで、児童生徒の心の悩みの深刻化への対応、いじめ・不登校などの問題行動の未然防止、早期発見・早期対応を図っている。

　ＳＣの配置は、一つの学校に定期的に勤務する「単独型」、市町村単位でＳＣを配置し、必要に応じて域内の小・中学校に派遣する「巡回型」、定期的にＳＣを配置する学校から必要に応じて近隣小・中学校に派遣する「拠点型」の三類型。

　また、ＳＣ未配置の学校に対しても、緊急に児童生徒の心のケアを必要とする案件が生じた場合などには、随時派遣している。

　本年度の計画によると、小学校二百六十四校、中学校三百十七校、義務教育学校三校、中等教育学校一校、特別支援学校九校、高校百三十校の計七百二十四校に配置する予定となっている。

　全体に占める配置率は、二十九年度の実績値と比較して八・三ポイント増の四五・八％。

　校種別では小学校が三一・六％、中学校が六六・三％、義務教育学校が六〇・〇％、中等教育学校が一〇〇％、特別支援学校が一三・八％、高校が六五・七％となる。

　前年度との比較では、小学校が一一・五ポイント、中学校が四・一ポイント、高校が八・〇ポイントとそれぞれ増加した。

　管内別では、空知・石狩・後志で六割以上、胆振・釧路で五割以上の配置率となる見通し。

(道・道教委 2018-05-30付)