上川局若手有志が学習会実施へ　局独自事業　勉強、はじめません？　年５～６回行いスキルアップ

（道・道教委 2018-05-30付）

　【旭川発】「勉強、はじめません？」。そう呼びかけるのは上川教育局の若手職員たちで組織する上川教育局やんぴー委員会。近年の大量退職に伴う大量採用による職員の若返りが加速する中、同局の若手職員が有志を募り、局独自事業「若手職員勉強会」を開く。年間五～六回の開催を予定しており、継続的に協働できる組織の一員としての成長と自らのスキルアップを目指して取り組んでいく。

近年、大量退職、大量採用による職務経験年数の浅い若手職員が多数在籍している同局。若手職員の中には、後輩の指導に迷いや不安を抱えている人や、業務上における疑問点などについて意見交換や情報共有したいと感じている人が少なくない。

　勉強会は、こうした若手職員が抱える課題を解消するために企画された。業務遂行上の疑問・課題を共有し、他者と協働しながら、主体的・継続的に資質向上を追求することを目的としている。

　現段階では、局の若手主任、主事など約二十人を対象に実施。所要時間は三十分から一時間程度を予定している。

　年間計画の全体像の詳細は現在、検討中。日常的な業務を通して、感じる疑問点や要望などを踏まえながら、必要に応じた研修会を企画していく。

　講師については、局内の管理職員や外部講師などに依頼。

　講義、またはディスカッションなどの形式で勉強会を実施していく。

　勉強会の企画に携わった中心メンバーの一人、企画総務課総務係の國見康平主事は「自身のスキルアップにつなげたい」と話し「今後、若手職員が中心となって様々なことを発信していけたら」と意気込みを語っている。

　中島康則局長は「若手職員が自ら立ち上げて、スキルアップを目指すことは大変うれしいこと。できる限り支援していきたい」と期待を寄せている。

　勉強会は、局内の職員を対象として実施していくこととしているが、上川管内の各市町村から参加希望者がいれば、随時、受け入れることも検討している。

　詳しい日程などについては、上川教育局企画総務課総務係（電話〇一六六―４６―四九四二）まで。

(道・道教委 2018-05-30付)