８月にも運営協設置　認定こども園へＣＳ導入―中頓別町教委

（市町村 2018-05-30付）

　【稚内発】中頓別町教委は、町内の全教育機関のコミュニティ・スクール（ＣＳ）導入に向け、認定こども園への学校運営協議会設置の準備を進めている。設置は早くて八月ころの見込み。町内の小・中学校では二十九年度からＣＳを導入しており、認定こども園への導入で地域との連携をより一層進めていく考えだ。

　町内には、中頓別小学校と中頓別中学校の小・中学校二校があり、前年度、ＣＳを導入。前年度は、小・中学校とも四回の学校運営協議会を開き、保護者や地域住民が学校運営へ積極的に参画している。

　町教委では、教育現場と地域との連携をさらに深めていくため、認定こども園についてもＣＳの導入を計画。実現すれば、町内の全教育機関において地域とともにある教育を進めていくことになる。

　前年度に、必要な学校運営協議会規則を改正しており、学校運営協議会の設置は八月ころを目指している。

　設置後の三十一年度には、認定こども園、小学校、中学校相互の情報交換や連携を深めるため、合同の学校運営協議会の実施も検討。

　それぞれの発達段階に応じた一貫性をもった教育活動の展開を図る。

　田邊彰宏教育長は「認定こども園においても地域の声を聞くことは大きなメリット。地域と協働した活動を通じて新鮮な風が吹き込むことを期待している」と話している。

(市町村 2018-05-30付)