30年度オリパラ教育研究推進校決定―札幌市教委 前年度比15校増の延べ75校 ミュージアム活用校を拡充
(市町村 2018-06-01付)

 札幌市教委は、本年度のオリンピック・パラリンピック教育推進事業の研究推進校を決定した。前年度より十五校増加し、小・中・中等教育・特別支援学校合わせて延べ七十五校を指定。三つの研究課題のうち“札幌オリンピックミュージアムを活用した学習”において、実施校を十五校分拡充した。

事業は、二十八年度から行っているもの。アジアで初めて冬季オリンピック大会を開催した札幌市の歴史と伝統を踏まえた学習を通して“ふるさと札幌”を愛する心や、オリパラの理念を基盤として、他者との共生の思いをもちながら生涯にわたって運動を楽しむ態度の育成などを図ることを目指している。

本年度の研究課題は、①オリンピアン・パラリンピアンや、その指導者等を学校に招いて講演会を行う学習②オリンピアン・パラリンピアンや、学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習③札幌オリンピックミュージアムを活用した学習―の三点となっている。

 各課題の研究推進校は①・②が十五校ずつ、③が四十五校。校種は小・中・中等教育・特別支援学校で、延べ七十五校を指定した。

 前年度から増加した十五校は、すべて課題③となっている。また、課題②では本年度初めて日本財団パラリンピックセンターが主催する「あすチャレ!スクール」を開催。パラアスリートなどとともに代表児童生徒がパラスポーツを体験するもので、研究推進校のうち、五校で実施する。

 研究推進校では、六月から取組を開始する予定。また二月に研究成果を報告書にまとめ、市教委に提出することとなっている。

 研究推進校はつぎのとおり。

▽オリンピアン・パラリンピアンや、その指導者等を学校に招いて講演会を行う学習=大倉山小、山鼻南小(五・六年)、新陽小、福住小、平岡小、常盤小、南の沢小、八軒西小、青葉中、東月寒中、中の島中、真駒内曙中、市立札幌開成中等教育(一・二年)、市立札幌開成中等教育(三・四年)、市立札幌開成中等教育(五・六年)

▽オリンピアン・パラリンピアンや学識経験者等を講師に招いて行う体験的な学習=盤渓小、上野幌小、厚別西小、旭小、南月寒小、美しが丘小、簾舞小、藤の沢小、中央中、山の手養護(中等部)。あすチャレ!スクール実施校―三角山小、北光小、藻岩小、新琴似北中、藤野中

▽札幌オリンピックミュージアムを活用した学習=幌西小、二条小、宮の森小、伏見小、山鼻南小、篠路小、拓北小、栄小、北園小、北小、明園小、北白石小、北都小、幌東小、南白石小、米里小、信濃小、小野幌小、厚別通小、東園小、平岸小、豊園小、中の島小、しらかば台小、福住小、西岡南小、平岸高台小、三里塚小、清田南小、清田緑小、美しが丘小、藤の沢小、澄川小、藤野小、南の沢小、真駒内公園小、手稲宮丘小、西小、発寒東小、八軒西小、手稲西小、前田小、前田北小、星置東小、市立札幌みなみの杜高等支援

(市町村 2018-06-01付)

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