29年度教職員休務・休職状況―札幌市教委 休務者が過去10年で最少 休職者は6人増の92人に
(市町村 2018-06-04付)

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 札幌市教委は、二十九年度の市立学校教職員の休務・休職状況をまとめた。三十日以上の休務者は二十八年度比十七人減の百五十八人で、過去十年間で最も少ない人数となった。休職者は六人増の九十二人。休務・休職者の精神疾患割合は、それぞれ五〇・六%、六八・五%で、前年度から大きな変動はなかった。

 三十日以上の休務者の総数に対する精神疾患者の推移をみると、二十四年度は百十四人、二十五年度は百二十五人と増加傾向だったが、二十六年度は百六人、二十七年度は百一人、二十八年度は八十六人、二十九年度は八十人と減少してきている。

 休職者総数に占める精神疾患者は、二十六年度は七十七人、二十七年度は六十八人、二十八年度は五十七人と減少傾向だったが、二十九年度は六十三人と若干増加した。

 市教委では、教職員相談室の周知徹底や、職場復帰訓練などを実施していることが「休職者の減少の要因の一つではないか」と分析している。

(市町村 2018-06-04付)

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