札幌市教委 健やかな身体育成の取組説明会 今後の指導ポイント確認(市町村 2018-06-05付)
各学校の実践事例などを説明した
札幌市教委は五月三十日、市内のちえりあで三十年度健やかな身体の育成にかかる取組の説明会を開いた。市立小・中学校の管理職が参加。健やかな身体の育成の取組充実に向けて、健やかな身体育成プログラムの活用などの説明を受けた。
この日、小学校と中学校の校種別に説明を行った。このうち、小学校の部では冒頭、檜田英樹学校教育部長があいさつ。二十九年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査で子どもたちの実技の状況に改善の兆しがみえていることにふれ「効果的な取組事例などを参考に、各学校で一歩でも工夫した取組ができるようにしてほしい」と話した。
また、さっぽろっ子「学び」のススメの活用にふれ「体力の向上に関することを発信し、子どもたち自身が体力向上や健康の重要性に気づく取組を一層進めてほしい」と呼びかけた。
続いて、教育課程担当課の岩田悟義務教育担当係長が健やかな身体育成プログラムの活用について説明。二十九年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果について「各小学校で縄跳び運動を実施したことで、子どもたちの敏しょう性が上がった」と述べたほか、質問紙調査では運動やスポーツをすることが好きな子どもが多いことを紹介した。
調査結果からみえた改善のポイントとして「運動が苦手な子どもを、どのように引き上げていくか」「運動機会が少ない子どもの運動時間を、どのように伸ばしていくか」の二点を提示。運動・食事・睡眠の健康三原則の大切さを伝えることや、個に応じた取組を支援し、励ますことを求めた。
また、授業、取組で目指すこととして「運動嫌いをつくらない」「苦手な子どもを放置しない」「運動が好きな子どもを増やす」「運動が得意な子どもを増やす」の四点を示したほか、養護教諭・栄養教諭との連携や、行事の横断的な活用など、各校の実践事例を紹介した。
このあと、武田暁仁指導主事が本年度の全国体力・運動能力、運動習慣等調査の実施方法などについて説明した。
(市町村 2018-06-05付)
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