さっぽろっ子「なわとび甲子園」―札幌市教委 札幌ドームで初の本格実施 130人が笑顔で挑戦(学校 2018-06-26付)
速いリズムでの8の字跳びに挑戦する子どもたち
札幌市教委は二十三日、札幌ドームでさっぽろっ子「なわとび甲子園」を初めて本格的に実施した。縄跳び運動に対する子どもの意欲の向上などを図るもので、小・中学生約百三十人が参加。子どもたちは、講師による短縄・長縄跳びの様々な跳び方の説明を聞き、笑顔で新しい技に挑戦していた。
市教委では、二十五年度から縄跳び運動を推奨。各小学校で縄跳び運動が行われている。二十九年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果では、小・中学校男女ともに反復横跳びの結果が上昇するなど、子どもの敏しょう性の向上に効果を上げている。
ことし二月には、道教育大学附属札幌小学校で試行的になわとび甲子園を実施。短縄跳びを使った新しい跳び方など、運動に挑戦する楽しさを体験する子どもの姿がみられたことから、本格的に取組を行うこととした。
本年度のなわとび甲子園は、札幌ドームで開かれた総合環境イベント「環境広場さっぽろ2018」のスポーツZONEコーナーで実施。午前・午後の部と当日受付の参加者を含め市内の小・中学生約百三十人が参加した。
取組のねらいには「縄跳び運動に対する意欲を高める」「小・中学校間の連続性のある取組へと発展させ、運動習慣の形成に役立てる」の二点を据えた。
午前の部では、はじめに教育課程担当課の岩田悟義務教育担当係長が取組の概要を説明。「きょうは楽しんで」と呼びかけたあと、講師で道ダブルダッチ協会の日高龍太郎会長を紹介した。
日高会長は短縄を使い、跳ばずに縄を足の下に通す技や、跳ぶリズムを途中で変更する技、縄を使ったポーズの取り方などを紹介。短縄跳びのコツとして、体の横に腕を固定し、手首のスナップを効かせて縄を回すよう伝えた。
短縄跳びの最後には、日高会長がこれまでに紹介した技や足のステップなどを組み合わせた跳び方を披露し、子どもたちから歓声が上がった。
長縄跳びでは、子どもたちが早いリズムでの八の字跳びやダブルダッチにチャレンジした。
参加した堀井瑠楓君(四年)は「今までできなかった技や新しい技ができるようになった。楽しい!」と笑顔を浮かべた。
(学校 2018-06-26付)
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