市社連、北数教、体研連　環境広場さっぽろで研修会　教諭１００人の資質向上

（関係団体 2018-07-03付）

教員１００人は様々な教科のノウハウを学んだ（写真は大縄跳び）

　札幌市社会科教育連盟（新保元康委員長）、北海道算数数学教育会（相馬一彦会長）、道学校体育研究連盟（中野正毅委員長）の三団体で構成する教諭スキルアップ研修実行委員会は六月二十四日、札幌ドームで開かれた「環境広場さっぽろ２０１８」で研修会を開いた。全道から小学校教諭約百人が参加し、社会、算数、体育に関する講義や実技を通して、資質能力の向上を図った。

　この取組は、環境広場さっぽろの主催者から「先生方が学べる企画を考えてほしい」と依頼を受けて実施したもの。各研究団体が協力し、様々な教科・領域の研修を行うことで、教員のニーズに応えられるのではと考え、実行委員会方式で研修会を開催した。札幌市小学校長会や札幌市教委が後援。

　この日は、はじめに体研連の会員が長縄を使った様々な跳び方を紹介。ダブルダッチができるまでの手順についても解説した。

　続いて、市社連の会員が三～六年生のこれからの授業で使える内容を説明。地図帳や資料集の活用の仕方についても紹介した。

　北数教は、量感を育てる授業を実施。事前に野球のブルペンの距離などから投球速度を計算したほか、スピードガンで実際の速度を測定。また、ブルペン一周の距離を歩幅で測るなど、実際の速度・距離の違いを確認した。

　参加者は「三つの教科を一度に学べたので良かった」「あしたからの授業で使いたい」などの感想が寄せられるなど、好評だった。

　実行委員会では、来年度以降の研修会について、研究団体を増やすなど実施に向けて検討していく考え。

(関係団体 2018-07-03付)