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道教育大函館校夕陽会創立１００周年　新たな歴史のスタートに　記念式典・祝賀会を開催
（関係団体 2018-07-04付）

新たな１００年への決意を述べた藤川会長

　【函館発】道教育大学函館校の同窓会「夕陽会」は六月二十三日、ホテル函館ロイヤルで創立百周年記念式典・祝賀会を開催した。会員や来賓など五百三十人が出席。式典では、これまで先人たちが築いてきた歴史を回顧し、新たな百年に向け、意識を共有した。式辞に立った藤川隆第十一代会長は「きょうを出発点とし、新たな歴史をスタートさせていきたい」と抱負を述べた。

　夕陽会は大正七年、北海道函館師範学校の第一回卒業生六十八人によって、函館師範学校同窓会として創立し、その後、現在の夕陽会へ名称を変更した。これまでに約二万六千人の会員が所属し、教育界をはじめ、各界で活躍している。

　式典では、伊藤晧嗣副会長の開式の辞に続き、出席者全員で夕陽讃歌を斉唱。

　式辞に立った藤川会長は、同会の歴史、活動を振り返るとともに、道内の発展を担う人材の育成へ決意を述べ「これまで函館師範スピリッツを百年間受け継いできた。今後は、強い連携を基盤にしながら、ネットワークを形成するとともに、本会と母校をつなげていきたい」と話し、同会と母校の発展に向け、会員と関係機関へ協力を求めた。

　また、百周年を迎えて「きょうを出発点とし、新たな歴史をスタートさせていきたい」と述べ、つぎの百年に向けた決意を力強く示した。

　来賓祝辞では、道教委の磯貝隆之学校教育局特別支援教育担当局長、函館市の中林重雄副市長、道教育大学の蛇穴治夫学長の三人が登壇。中で、磯貝学校教育局特別支援教育担当局長は「今後も歴史と伝統を大切にし、自ら行動し創造する姿勢をもち続ける教員の輩出を通して、本道教育の発展につなげてほしい」と話した。

　中林副市長は、市の教育の充実に向け協力を要請するとともに、「母校の発展と未来を拓く人材の育成に向け支援をいただきたい」と述べ、夕陽会のさらなる飛躍を願った。

　蛇穴学長は、函館校の歴史や卒業生の進路を紹介した上で「大学のさらなる発展を目指し、学生の成長とさらなる飛躍へ協力をお願いしたい」と述べ、学生の成長への協力を求めた。

　来賓紹介と祝詞・祝電披露のあと、藤川会長が第九代会長の川島孝夫氏、第十代会長の橋田恭一氏、夕陽会会友の萩原義昭氏の三人に感謝状を贈呈し、これまでの功績をたたえた。

　このあと、「映像でつづる１００年の歩み」と題して、母校の校舎や歴代会員の写真を音楽とともにスライドショーで紹介した。

　最後に、島津彰副会長が登壇。

　「新たな百年に向け、決意を新たにできた。今後も、関係機関には指導をお願いしたい」と述べ、式典を閉じた。

　式典終了後には、記念祝賀会が催され、旧友との思い出や異世代との交流を楽しんだ。