母校で数々の記念行事　ホームカミングデーも開催

（関係団体 2018-07-04付）

学生時代を思い出しながら、講演や学食を楽しんだ

　夕陽会は、記念式典翌日の六月二十四日、道教育大学函館校を会場に、記念講演会や学食体験など各種記念行事を実施するホームカミングデーを開いた。当日は、会員や学生、地域住民など約三百五十人が来校。創立百周年を盛大に祝うとともに、当時を思い返しながら、学生時代の思い出に浸った。

　講演では、数学者で大道芸人のピーター・フランクル氏が「ニッポンたてヨコ斜め」を演題に、外国から見た日本特有の価値観や文化について解説した。

　そのほか、函館校の飯山雅史教授が「ニュースが１００倍面白くなる国際政治学」、同じく池ノ上真一准教授が「観光まちづくりの現状と課題～シェアリングヘリステージのススメ」をテーマに講話を行った。

　食堂では、学生時代の懐かしい学食を体験してもらうため、過去のレシピを使用したメニューが提供された。会員からは「食堂も立派になり、メニューも豊富でおいしかった」などの声が挙がり、同期の仲間と学食の味を堪能した。

　また、築百四年となる創立当時の木造校舎正面を保存した「夕陽記念館」を開放。会員から寄贈された資料や写真、書道や美術作品など、函館校と夕陽会の歩みが分かる作品が数多く展示された。見学者の一人は「祖父の描いた絵画や卒業アルバムを見ることができて感動した。末永く保存してほしい」と話していた。

(関係団体 2018-07-04付)