情報管理体制の強化へ―札幌市教委　ＵＳＢ紛失事案等で　９月に初の研修　管理職対象

（市町村 2018-08-08付）

　札幌市教委は、市立学校教諭によるＵＳＢメモリの紛失事案などを受け、市立学校・園の管理職向けに幼稚園・学校を対象とした情報セキュリティ研修を初めて開催する。園・学校の情報セキュリティに関する運営体制強化を目指すもの。九月三日に市内ちえりあで市教委職員や外部講師が外部記憶媒体管理ソフトの運用方法等について講義などを行う。

　ことし四月、市立学校教諭が生徒の個人情報が含まれたＵＳＢメモリを紛失する事案が発生した。

　市教委では、事案などを受け、管理職を対象に幼稚園・学校を対象とした情報セキュリティ研修を初めて開催することとした。

　これまでも、昇任した教頭や園長に情報セキュリティに関する研修を実施しているものの、あらためて管理職全体を対象に研修を行うことで、学校・園における情報セキュリティのさらなる向上を図る。

　対象は、全市立学校・園の園長、校長、副校長、教頭、事務長のうち一人。市教委職員や外部講師が管理職が意識すべき情報セキュリティの基本的な考え方や、外部記憶媒体管理ソフトの運用方法など三つのテーマについて講義などを実施する。

(市町村 2018-08-08付)