胆振管内市町立学校の働き方改革―本紙調査　室蘭市と厚真町で策定　８月中に安平町も行動計画　

（市町村 2018-08-08付）

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　【室蘭発】胆振管内市町立学校における働き方改革行動計画の策定状況が本紙調査でまとまった。管内十一市町のうち、七月末時点で策定済みは室蘭市と厚真町の二市町となっている。このほか、安平町は八月中の策定を予定しており、白老町も十月を目途に策定する予定。伊達市、壮瞥町は十一月末、残る五市町は十二月末までの策定を予定している。

　策定済みの市町をみると、室蘭市は、ことし三月に「室蘭市立学校の業務改善指針」として行動計画を策定。部活動休養日や教員の勤務時間など、日数や時間に関する具体的な記述はないが、教職員の多忙解消を目的に取組を進めている。

　同じく策定済みの厚真町では、七月二十三日の教育委員会で承認を受けた「厚真町立学校における働き方改革アクション・プラン」を開始した。基本的に道アクション・プランに準じており、三十二年度までに一週当たりの勤務時間が六十時間を超える教職員を全学校でゼロにすることや、部活動休養日を毎週一日以上（年間五十二日以上）実施すること、月一回以上は土曜日または日曜日・祝日を休養日にすることなどを目標に設定している。

　また、安平町は「安平町立学校における働き方改革指針」を八月中に策定する予定。町の実態を考慮するが、基本は道アクション・プランと同じ内容となる見込みだ。

　このほか、白老町は十月を目途に策定する予定。伊達市、壮瞥町は十一月末まで、苫小牧市、登別市、豊浦町、洞爺湖町、むかわ町は十二月末までに策定する方針。市町の実情に応じた行動計画を策定するため、情報収集を行っている。

(市町村 2018-08-08付)