美唄・長沼・月形で策定　空知管内市町の働き方改革―本市調査　浦臼など秋にも行動計画

（市町村 2018-08-09付）

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　【岩見沢発】空知管内二十四市町における、働き方改革に関する行動計画の策定状況が本紙調査で明らかになった。七月二十七日現在、策定済みなのは美唄市、長沼町、月形町の三市町。部活動休養日は、いずれも「北海道アクション・プラン」に基づき「週一日以上＋月一日以上＋学校閉庁日」となっている。ほかの市町でも検討を進めており、浦臼町、由仁町、新十津川町は秋の策定を目指している。

　道教委はことし三月、学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」を策定。市町村教委の役割として、市町村立学校における働き方改革を進めるための計画などを作成するよう求めた。

　空知管内では、美唄市と長沼町が六月、月形町が七月に策定。道のアクション・プランを踏まえ、一週間当たりの勤務時間が六十時間を超える教員を全校種でゼロにすることを目標としている。

　部活動の活動時間をみると、三市町とも平日は二～三時間、土・日曜日、祝日および長期休業期間中は半日程度と設定。休養日は、「週一日以上＋月一日以上＋学校閉庁日」の七十三日以上となっている。

　このほか、長沼町では教職員の全業務を洗い出し、①教師でなければできないこと②外部機関や他の者でできること③削減できること―に仕分けることを明文化。どのような方法で働き方を変えられるかを検討するとしている。

　残る二十一市町においても、計画策定に関する検討を行っており、浦臼町、由仁町、新十津川町は秋の策定を予定。夕張市、滝川市、北竜町、南幌町などでも年度内の策定を目指している。

(市町村 2018-08-09付)