おとどけアート事業の実施校　本年度は小学校３校で　芸術家の〝転校生″と交流　札幌市内

（市町村 2018-08-20付）

　芸術家を小学校に「転校生」として一定期間派遣し、作品をつくる「おとどけアート事業」の本年度実施校が決定した。札幌市内の西園小学校、本町小学校、ひばりが丘小学校の三校に芸術家が訪問。芸術家が空き教室にアトリエをつくって交流するなど、児童が芸術にふれる機会を生み出していく。

　同事業は、芸術家を小学校に「転校生」として派遣。子どもたちにとってより身近な存在とするほか、芸術家が展開する活動を通して、普段の学校生活では味わうことのない刺激的な時間と空間を提供する。主催はＡＩＳプランニングが事務局を務めるおとどけアート実行委員会となっている。

　本年度は、三校で事業を実施。

　それぞれの学校に美術家や映像・造形作家などの「転校生」が訪れる。「転校生」は学校の空き教室にアトリエをつくり、各地で見つけたものなどをもとに創作活動に取り組む。また、中休みや昼休みなどに児童と交流するほか、教諭や保護者、地域住民も集まれるような活動を展開していく。

　本年度事業実施校と芸術家の訪問期間はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽西園小＝永田壮一郎（十月三十日～十一月九日）

▽本町小＝中島佑太（十一月十二日～二十七日）

▽ひばりが丘小＝上ノ大作（九月～十二月の期間に不定期で）

(市町村 2018-08-20付)