広尾町教委が２学期から　小中の勤務時間把握へ　表計算ソフト活用し

（市町村 2018-08-21付）

　【帯広発】広尾町教委は、二学期から町立小・中学校三校で、表計算ソフトを使い教職員の勤務時間把握に取り組む。町教委が作成したファイルに、教職員が出勤・退勤時に打刻する。学校管理職には、教職員の勤務時間を閲覧できる管理用ファイルを配布。月に一回、町教委に提出し、協議会で毎月検討する。

　道教委が策定した学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」では、一週間当たりの勤務時間が六十時間を超える教員を全校種でゼロにすることが目標に示されており、客観的な勤務時間の集計方法の構築が求められている。

　町教委では、学校における働き方改革推進の一環として、表計算ソフトを用いた教職員の勤務時間把握に取り組むこととした。町教委職員が出退勤管理機能をもたせたファイルを作成し、町内小・中学校の全教職員に配布。出勤時と退勤時に、簡単に打刻できる仕組みとなっている。学校管理職には、自校の教職員の出退勤データを集約、閲覧できる管理用ファイルを配布する。

　また、学校管理職は月に一回、町教委に管理用ファイルを提出することになっており、町教委でも教職員の勤務時間を把握。学校管理職や教育委員会職員が出席する協議会を毎月開き、今後の方策や取組を検討する。

　ファイル作成を担当した町教委の南部圭佑主事は「簡単な操作で打刻できるようにしてある。先生たちの勤務時間の把握と、負担の軽減につながれば」と話している。

(市町村 2018-08-21付)