夏季休校日の取組状況―札幌市教委 市立全校で3日間設定 次年度以降も実施を検討
(市町村 2018-08-22付)

 札幌市教委は、本年度夏季休校日の試行について取組状況をまとめた。全市立学校三百十五校が十三~十五日の三日間とも設定。市教委では教職員が計画的に休暇などを取得し、心身の健康維持および増進を一層図ることができるよう、次年度以降も夏季休校日の実施について検討する。

 教職員の長時間勤務および多忙化について、全国的に課題となっている中、市教委では「教員の勤務実態調査結果に基づく負担軽減への取組について」通知などを行い、負担軽減に向けた取組を各学校とともに進めている。

 また、これまで以上に教職員が計画的に休暇などを取得し、心身の健康維持・増進を一層図ることができるよう、前年度から夏季休校日の取組を試行している。

 夏季休校日は、夏季休業期間中に学校の休校日を設定し、学校に勤務する多くの教職員が夏季休暇や年次休暇などを取得しやすくするもの。各校が校内事情などを踏まえ、任意の日を夏季休校日と設定できることとしたほか、休暇取得は所属職員の任意とした。

 前年度は、十・十四・十五日の三日間夏季休校日を設定。三百十五校のうち、一日以上設定した学校が三百十校と全体の九八・四%だった。本年度は三百十五校全校が十三~十五日の三日間とも設定した。

 市教委では、来年度以降も夏季休校日の実施について検討していくこととしている。

(市町村 2018-08-22付)

その他の記事( 市町村)

新たな事業モデル構築へ 東神楽町学校給食活用事業計画

 【旭川発】文部科学省委託事業「社会的課題に対応するための学校給食の活用事業」の指定を受けた東神楽町教委は、本年度取り組む事業計画をまとめた。研究開発テーマ「食品ロスの削減」のもと、学校給食...

(2018-08-23)  全て読む

食品ロスの削減を研究 東神楽町教委が文科省指定事業 学校給食メニュー開発など

社会的課題に対応するための学校給食の活用事業  【旭川発】東神楽町教委は本年度、文科省委託事業「社会的課題に対応するための学校給食の活用事業」の指定を受けた。東神楽小学校を実践校とし、旭川大学短期大学部や名寄市立大学、PTAの関係者、栄...

(2018-08-23)  全て読む

十勝管内の働き方改革行動計画―本紙調査 帯広など8市町で策定 3町は8月末までに

1面表  【帯広発】十勝管内市町村立学校における働き方改革行動計画の策定状況が本紙調査でまとまった。七月末までに計画策定済みなのは帯広市や士幌町、上士幌町、浦幌町など八市町。八月末を目途に検討してい...

(2018-08-23)  全て読む

9月17日歴史資料室オープン 子どもの“遊び”学ぶ場に 札幌市中島児童会館とこぐま座

中島児童会館資料室イメージ画  札幌市中島児童会館と札幌市こども人形劇場こぐま座は、楽しく学びながら両施設の歴史にふれることができる資料室「MA・SO・BO」を、両施設をつなぐ廊下に新設する。オープンは九月十七日。昔遊び...

(2018-08-22)  全て読む

デジタル人材育成プログラム―遠別農業高 地域の魅力を道内外へ 企業と連携し道立高で初

 【留萌発】遠別農業高校(佐藤裕二校長)は、電子商取引の手法を通し、地域の魅力を道内外に発信する技術を学ぶ「デジタル人材育成プログラム」に取り組む。民間のIT企業などと連携して取り組むもので...

(2018-08-22)  全て読む

積極的な認知など提示 猿払村がいじめ防止基本方針策定

 【稚内発】猿払村・猿払村教委は、いじめ防止基本方針を策定した。村、学校、家庭の責務や地域の役割を示した上で、いじめ防止に向けた教育委員会や学校の施策を提示。教育指導員やスクールカウンセラー...

(2018-08-21)  全て読む

全国学力学習状況調査結果を公表―函館市教委 小中5教科で全国平均以上 中学校国語は全国上回る

函館市の30年度各教科平均正答率  【函館発】函館市教委は八日、三十年度全国学力・学習状況調査の結果を公表した。小・中学校全体の平均正答率は、十教科中五教科で全国平均以上となった。校種別にみると、小学校は、国語Aで全国平均と...

(2018-08-21)  全て読む

札幌市の30年度奨学生―市教委まとめ 高大合わせ1306人採用 市民の寄付含め予算1億182万円

札幌市の奨学生採用者数・志願者の推移  札幌市教委は三十年度奨学生の採用者数をまとめた。辞退者を除く採用者は高校等一千五十五人、大学等二百五十一人の計一千三百六人。総額一億百八十二万六千円の予算を見込んでいる。  市は、意欲や...

(2018-08-21)  全て読む

広尾町教委が2学期から 小中の勤務時間把握へ 表計算ソフト活用し

 【帯広発】広尾町教委は、二学期から町立小・中学校三校で、表計算ソフトを使い教職員の勤務時間把握に取り組む。町教委が作成したファイルに、教職員が出勤・退勤時に打刻する。学校管理職には、教職員...

(2018-08-21)  全て読む

礼文町が推進計画策定 地域とつながる活動を 7領域で推進―社会教育

 【稚内発】礼文町教委は、三十~三十四年度を期間とする第三次社会教育推進計画を策定した。「主体的な学びと活動を経て、地域とつながる“れぶん”をつくる」を基本目標とし、「家庭教育 地域とつなが...

(2018-08-20)  全て読む