第６７回檜山Ｐ連研究大会等開く　家庭教育充実へ理解深め　附属札幌小・須合栄養教諭講演

（関係団体 2018-09-21付）

子どもの生活習慣と成長のかかわりについて講演する須合栄養教諭

　【江差発】道ＰＴＡ連合会（萩澤教達会長）と檜山ＰＴＡ連合会（川南哲会長）は八月下旬、厚沢部町体育館で第六十七回檜山ＰＴＡ連合研究大会・母親研修会厚沢部大会兼ほっかいどう学力向上推進事業「子どもの学力・生活習慣改善研究会」を開いた。会員や地域住民など合わせて四百三十人が参加。大会主題「ふるさと檜山を愛し、心豊かで生きる希望に満ちた子どもを育てるＰＴＡ活動」のもと、パネルディスカッションや講演会などを通して、子どもの成長や家庭教育の充実へ理解を深めるとともに、交流を深めた。

　午前中は、パネルディスカッションを実施。上ノ国町立滝沢小学校、乙部町立栄浜小学校、江差町立江差中学校、今金町立種川小学校、奥尻町立奥尻小学校、せたな町立久遠小学校のＰＴＡ代表者がパネラーとして登壇し、自校のＰＴＡ活動を発表・交流した。

　午後からは、道教育大学附属札幌小学校の須合幸司栄養教諭が「子どもの可能性を引きだそう〓～学力・体力・身長・運動神経を伸ばす具体的な方法」を演題に講演した。

　須合栄養教諭は朝食について「欠食すると、脳や体を動かすエネルギー源が不足し、運動能力が低下してしまう恐れがある」と説明した。

　その上で「朝ごはんに卵や豆腐、魚などのたんぱく質のおかずを食べることで脳神経のつながりが強化される」と話し、朝食の重要性を呼びかけた。

　また、就寝時間前にスマートフォン、テレビなどの電子機器から発せられる強い光が目に入ると、脳を覚醒させるホルモンが分泌され、深い睡眠時に分泌される成長ホルモンが十分に出ず、子どもの身長が十分に伸びない可能性があることなどを解説し、スマートフォンなどの使用に注意を促した。

(関係団体 2018-09-21付)