道高校教頭・副校長会石狩支部　災害の情報を共有し対処　第２回研究協で田邊支部長

（関係団体 2018-09-25付）

学校運営の在り方等について理解を深めた

　道高校教頭・副校長会石狩支部（田邊禎明支部長）は十四日、札幌北高校で本年度第二回研究協議会を開いた。約八十人が参加。講話や研究発表、研究協議などを通して、副校長・教頭としての資質の向上を目指して研鑚を積んだ。

　開会に当たり、田邊支部長があいさつ。

　台風２１号や北海道胆振東部地震など、道内において立て続けに起きた災害にふれ、今後も会のネットワークで情報を共有しながら乗り切っていくよう呼びかけた。

　また、ことしの夏の全国大会で活躍した運動部および文化部の生徒を紹介し、「北国を代表する生徒たちは、猛暑にも負けないたくましさだった」と報告した。

　引き続き、石狩教育局の鈴木究高校教育指導班主査と札幌市教委教育課程担当課の幸丸政貴高校担当係長がそれぞれ来賓あいさつした。

　札幌西高校の小山茂樹校長が「副校長・教頭に期待すること」と題して講話した。

　小山校長は信頼される学校づくりに向け、保護者や地域からの要請を的確に把握することや、将来のあるべき姿を共有することなどを学校経営のポイントとして示した。

　また、組織マネジメントの確立に向け、教員の意識改革や学校改革を担当する分掌などの明確化に努めるよう呼びかけた。

　江別高校の渋谷圭教頭が「課題をどう設定するか、解決にどう取り組むか」、札幌東豊高校の佐野住夫副校長が「東豊のキャリア教育～自信を持たせる学習・生活・進路指導」をテーマに、それぞれ研究発表した。

　このほか、三十年度道高校教頭・副校長会総会・第一回研究協議会の運営等の反省事項や三十一年度以降の総会・第一回研究協議会および第二回研究協議会の運営方法などについて協議した。

(関係団体 2018-09-25付)