道が胆振東部地震に関し緊急要望 教職員加配など求める きめ細かな学習支援を(道・道教委 2018-09-27付)
高橋はるみ道知事は二十五日、国に対して北海道胆振東部地震に関する緊急要望を提出した。児童生徒に対する支援では、きめ細かな学習支援を行うための教職員の加配措置やスクールスタッフの確保、スクールカウンセラーの派遣に関する財政的支援、国の「被災児童生徒就学支援事業」の対象とするとともに、国費での全額補助などを求めた。
要望項目は「被災地の迅速な復旧」「全道の電力需給ひっ迫等による産業被害からの復興」など七項目。
このうち、「被災者への支援」の項目では、児童生徒等に対する支援として五点を要望。きめ細かな学習支援を行うため、教職員の加配措置やスクールスタッフの確保に努めるよう求めた。
また、子どもへのカウンセリングや保護者に対する助言・援助を早期に行い、安心して学校生活を送れるよう、スクールカウンセラーの派遣に関する財政的支援を要望。幼稚園児への就園支援、小・中学生の学用品費の援助、私立高校の授業料の減免、特別支援学校の児童生徒の就学奨励などを行う国の被災児童生徒就学支援事業の対象とするとともに、国費での全額補助を求めた。
このほか、保育所や認定こども園の早期開園に向け、保育士が不足する施設への人材派遣に要する経費の支援、障がい者(児)の障害福祉サービスなどの利用における被災者の負担軽減、必要な支援への支援を求めている。
(道・道教委 2018-09-27付)
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