運動プログラム作成へ―オホーツク局　持久力向上など３種類　ＬＳ北見の協力を得て

（道・道教委 2018-09-21付）

　【網走発】オホーツク教育局は、管内児童生徒の体力向上に向け、「オホーツク運動プログラム」の作成作業を開始した。北見市を拠点に活動するカーリングチーム・ＬＳ北見の協力のもと、「オホーツクのびのびプログラム」など柔軟性や持久力などを高める三つのプログラムを設定。管内どさんこ元気アップチャレンジとして、各学校が継続的に取り組む。

　管内における全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果をみると、体力合計点が小・中学校、男女いずれも全国平均以下となっており、各種目の得点についても多くの種目で下回っている。さらに、授業以外における一週間の運動時間が六十分未満の児童生徒が一～二割程度おり、特に中学校女子では、全く運動していない生徒が一六・六％という状況。

　そこで、児童生徒が運動に親しむとともに、調査結果で課題のみられる柔軟性や持久力などを高めることを目指し、各学校で柔軟運動や体幹トレーニングに継続的に取り組むための運動プログラムを作成することとした。

　作成に当たっては、ＬＳ北見に協力を依頼。大森達也トレーナーらの助言などを受けながら具体的な内容を検討していく。また、管内小・中学校の教諭などで構成する作成委員会を設置。十二日に第一回会議を開き、協議した。

　作成するプログラムは、①オホーツクのびのびプログラム②オホーツクしっかりプログラム③オホーツクじっくりプログラム―の三つ。

　①は、柔軟性を高めるストレッチ五ポーズ×二分を二種類考案する。今後、本橋麻里選手をモデルにポーズを撮影したポスターを作成し、管内の全小・中学校に配布する予定。

　②は、体幹を鍛えるサーキット運動五～七メニューと、足全体を使ってタオルを手繰り寄せるタオルギャザー。

　③は、総合的に筋力や持久力を高める縄跳び、体のバランスを整える腕振り運動を行う。

　各学校は、十一月から三十一年二月に予定している管内どさんこ元気アップチャレンジの取組として、この中から任意で選択し、一定期間継続して取り組む。

(道・道教委 2018-09-21付)