道教委が上士幌高に運営協議会設置決定―道立8校目 生徒の自己実現など支援 地域資源活用し各取組充実(道・道教委 2018-09-21付)
道教委は十九日、上士幌高校(金山泰幸校長)に学校運営協議会を設置することを決定した。学校運営協議会を設置する道立高校は八校目。同校は今後、早い段階で学校運営協議会を設け、地域交流学習部会自己実現支援部会の二部会を設置。地域資源を活用した取組の一層の充実、生徒の安全に関する活動や自己実現のための活動について助言、支援していく。
十九日の教育委員会会議で決定した。
道教委は、学校運営協議会の設置を希望する上士幌高の申請内容について、学校や地域の状況、特徴と期待される効果などを勘案し検討した結果、設置を認めた。これによって、学校運営協議会を設置する道立高校は別海高校、栗山高校、寿都高校、夕張高校、追分高校、美瑛高校、清里高校に続いて八校目となる。
上士幌高では、町内の全小・中学校と連携し、小・中・高の四校長による月例校長会、中・高の教員による教科別教員研修会、同校教員による小学校への出前授業など、学校間での学びをつなぐ取組を進めている。
また、町全域をフィールドにした学校設定科目「上士幌学」を積極的に展開。町内すべての小・中学校では、すでに学校運営協議会が設置されている。
自治体関係者や農業協同組合などの経済団体関係者などで構成する「北海道上士幌高校振興会」では、課題「上士幌高校の活力・魅力の向上」を学校と共有。共通の目標やビジョンについて協議する機会を設定しており、地域一体となった取組を進めている。
上士幌高は今後、早い時期に学校運営協議会を設け、地域交流学習部会と自己実現支援部会の二部会を設置する予定。地域交流学習部会では、学校設定科目「上士幌学」の実施、異世代交流や中高連携に関する調整や協力など、地域資源を活用した一層の充実を図るための助言や支援を行う。
自己実現支援部会では、生徒の健康、安全に関する活動や、進路希望実現のための学力向上に関する支援策に関して協議するほか、電話対応や面接など、伝える力の育成に関する企画の調整、協力を行うとしている。
(道・道教委 2018-09-21付)
その他の記事( 道・道教委)
道教委と北大の連携事業 滝川高など5校で実施 相互交流進めて人材育成
道教委は、本年度から新たに取り組む、高大連携による「Hokkaido Study Abroad Program」の実施校に、滝川高校など五校を決定した。本年度は、実施校と北海道大学との間で...(2018-09-26) 全て読む
危機管理マニュアル検証へ―道教委 休校判断や状況報告など
道教委は、六日に発生した北海道胆振東部地震を受け、道教委の対応や各学校で策定する危機管理マニュアルを検証する方針を、十九日の教育委員会会議で示した。 山本純史総務課長は今回の災害を踏ま...(2018-09-25) 全て読む
最優秀に洞爺湖中・毛利君 少年の主張全道大会審査結果
道、道青少年育成協会(竹谷千里会長)は十九日、本年度少年の主張全道大会の受賞者を発表した。洞爺湖町立洞爺湖中学校三年生の毛利郁也君の発表「命の給食」が最優秀賞に輝いた。また、優秀賞三人、特...(2018-09-25) 全て読む
運動プログラム作成へ―オホーツク局 持久力向上など3種類 LS北見の協力を得て
【網走発】オホーツク教育局は、管内児童生徒の体力向上に向け、「オホーツク運動プログラム」の作成作業を開始した。北見市を拠点に活動するカーリングチーム・LS北見の協力のもと、「オホーツクのび...(2018-09-21) 全て読む
胆振東部地震の公立学校等被害―道教委 3校で校舎使用できず 19日午前10時現在
道教委は、十九日午前十時現在における北海道胆振東部地震による公立学校等の被害状況をまとめた。小・中学校、高校、中等教育学校、特別支援学校二百六十五校、社会教育施設二十施設、文化財等九件で被...(2018-09-21) 全て読む
道教委等の読書推進プロジェクト 取組を今後も応援! 活動団体に大型絵本贈呈
JAグループ北海道、㈱コンサドーレ、道教育大学、道教委の四者による「読書推進プロジェクト“ベルマークで本を贈ろう”キャンペーン」図書の贈呈式が十九日、札幌市内の宮の沢白い恋人サッカー場北海...(2018-09-21) 全て読む
道高校長協会等文教施策要望への道教委回答〈下〉
道高校長協会、道高校教頭・副校長会、道公立学校事務長会の三十年度道文教施策に関する要望に対する道教委の回答はつぎのとおり。 ◇ ◇ ...(2018-09-21) 全て読む
IoTの学び推進地域実証事業―道教委ほか 道内全域でICT人材育成へ 11月からWebサイト制作講座
道教委、北海道大学オープンエデュケーションセンターなどで構成する北海道ICT人材育成協議会は、総務省の委託を受け、「地域におけるIoTの学び推進事業」地域実証事業に取り組む。北大、札幌琴似...(2018-09-20) 全て読む
第1回道文化財保護審議会開く 天然記念物指定へ協議 会長に北大院・大原氏選出
三十年度第一回道文化財保護審議会が十八日、道庁別館で開かれた。会長に北海道大学大学院環境科学院の大原雅院長を選出するなど、今期の部会構成を決定。審議に入り、ヌマタネズミイルカ化石を道の天然...(2018-09-20) 全て読む
道高校長協会等文教施策要望への道教委回答〈中〉
道高校長協会、道高校教頭・副校長会、道公立学校事務長会の三十年度道文教施策に関する要望に対する道教委の回答はつぎのとおり。 ◇ ◇ ...(2018-09-20) 全て読む