サッカー授業見学し協議　体育専科教員授業力向上研開く　十勝局

（道・道教委 2018-10-03付）

青木教諭は強く蹴るポイントを口頭で伝えた

　【帯広発】十勝教育局は九月二十五日、音更町立木野東小学校（山田洋校長）で体育専科教員授業力向上研修会を開いた。管内の体育専科教員四人が参加。木野東小の青木真理教諭によるサッカーゲームの授業を見学して協議を行い、資質向上に励んだ。

　この取組は、体育専科教員の指導力向上に向けて、授業を公開し、協議や交流を図ることによって資質向上を図ることが目的。

　青木教諭は一年生の全校児童約九十人に対し、サッカーゲームの授業を展開した。

　はじめに、準備体操をしたあとに、鬼ごっこでウォーミングアップした。

　続いて、シュートゲームを実施。児童を体育館に三列に並ばせて、順番にボールを蹴り、つぎの列がキャッチするもので、ボールを取るときには、へそで受け止めるようにするとうまくキャッチできることや、足の甲やつま先で蹴ることによって強く蹴ることが可能となることを教えた。

　つぎに、サッカーゲームを行った。

　実技に移る前に児童を集めて口頭指導。前回の授業の写真を提示して、団子状態になってしまうことや、集団になると強く蹴れないことを確認した。また、適度に広がったり、パスを受けるために離れたところに立ったりすることが有効であることを伝えた。

　このあと、チームに分かれて「バラバラ作戦」か「フリー作戦」にするか作戦会議をしたあと、実技に移った。

　実技では、児童たちが適度に広がったり、パスをもらいに行くなど工夫をしていた。

　授業後は協議を行い、参加者はヒントなどを互いに助言した。

(道・道教委 2018-10-03付)