第1回道社会教育委員会議 つながる場、つくる必要 前期まとめの課題を審議(道・道教委 2018-10-04付)
社会教育委員10人が出席し、意見を交わした
第一回道社会教育委員の会議が二日、道庁別館西棟で開かれた。社会教育委員十人が出席し、前期会議における審議のまとめの課題について審議。委員からは、社会教育の取組を進める関係団体や地域住民の思いを形にするため、意図的につながる場をつくる必要性を指摘する声などが上がった。
前期の会議では、地域住民が共通した地域課題を協働で解決に当たる「地域コミュニティ」を形成するための社会教育行政や社会教育関係団体等の役割などを審議のまとめとして提示。審議のテーマに「学校・家庭・地域が相互に協力し、地域全体で学びを展開していく教育体制の構築に向けて」を掲げ、①求められるコミュニティの姿②社会教育関係団体等の役割③必要な環境整備―の三点をポイントとして整理した。
今期第一回目に当たる会議には、社会教育委員十人が出席した。
開会に当たり、道教委の大川祐規夫生涯学習推進局長があいさつ。前期会議で審議してきた内容にふれ、道教委として、審議の内容を真摯に受け止め、具体的な施策の推進に努めていくとの考えを示した。その上で、「地域住民が自発的・自主的に学習を進め、生活課題や地域課題の解決につなげていく社会教育を支援するための方策等について議論を」と呼びかけた。
議事に移り、事務局が生涯学習課の所管事項を説明。「公民館的な機能を活用した“地域力向上モデル”構築事業」など、本年度進める四つの事業を紹介した。
また、オール北海道で取り組む子どもの読書活動の推進に向けた様々な取組や前期会議における審議のまとめの概要について解説。
このあと、「前期会議における審議のまとめの課題」をテーマに意見交換。委員からは「優れた社会教育の取組を進めている団体同士がつながる機会を増やすことが必要」「地域住民の思いをうまく引き出すための環境整備や仕組みづくりを進めることが大切」などの意見が挙がった。
今期における社会教育委員はつぎのとおり。=敬称略、任期は32年7月18日まで=
▼学校教育関係
▽加藤貴子(道国公立幼稚園・こども園長会会長・新)
▽神谷敦(道小学校長会会計理事・新)
▽倉内慶一(道高校長協会副事務局長・新)
▼社会教育関係
▽高岡いづみ(道社会教育委員連絡協議会監事・新)
▽谷川松芳(道公民館協会理事・新)
▽本間公浩(道PTA連合会副会長・新)
▼家庭教育関係
▽村中奈穂子(㈱西岡建設代表取締役)
▽吉岡亜希子(父親ネットワーク北海道事務局長)
▼学識経験者
▽遠藤光博(社会福祉法人札幌療育会ノビロ学園施設長)
▽近江正隆(NPO法人食の絆を育む会理事長・新)
▽梶井祥子(札幌大谷大教授)
▽木原くみこ(NPO法人三角山理事長)
▽前田和司(道教育大岩見沢校教授)
▼公募
▽井上諭一(新)
▽白石友柄(新)
(道・道教委 2018-10-04付)
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