講座充実に向け議論　道研が研究所運営懇談会開く

（道・道教委 2018-10-05付）

構成員５人が事業実施状況などを審議した

　道立教育研究所は九月中旬、同所で三十年度道立教育研究所運営懇談会を開いた。二十九年度の事業実施状況や三十年度の事業について審議。出席した五人の構成員は、研究所の運営、研修講座の充実に向けて活発に意見を交わした。

　運営懇談会は、同所の事業の運営に関して学識経験者などから意見聴取し、研究所運営の参考に資するために開いているもの。市町村教委の委員および教育長、学校教職員、保護者、学識経験者からなる構成員五人が出席した。

　開会に当たって北村善春所長があいさつに立ち、「本教育研究所における運営の充実に向け、皆さんからきたんのない意見をいただき、我々がこれから目指す方向性の参考にさせていただきたい」と呼びかけた。

　議事に移り、事務局が二十九年度の事業実施状況を説明。研修講座について学校経営・学校運営、教科等指導、生徒指導、キャリア教育の四区分から四十一講座を開講し、一千五十一人が受講したことを報告した。

　三十年度の事業については、「キャリアステージに応じた学校経営・運営等に関する研修の充実」「今日的な教育課題を踏まえた研修の充実」など六つの基本方針のもと、研修事業として四十九講座を開講するほか、前年度に引き続き、調査研究や研究相談、教育相談、その他教育振興にかかわる事業を展開していくことを確認した。

　三十年度事業推進の重点には、①学びをつなぐ学校づくりの推進に向けた支援②社会で活きる力を育む学習指導の工夫・改善に向けた支援③豊かな人間性を育む生徒指導・教育相談の充実に向けた支援―の三点を掲げた。

　このあと、七月に開催した副校長・教頭経験者研修の様子を記録したＤＶＤを視聴。

　このほか、研修講座の内容や研究所の運営の在り方、受講者が研修で得たものを効率的に自校に還元する方法などについて活発に意見を交わした。

(道・道教委 2018-10-05付)