北海道specialプロジェクト　特別支援学校３校を指定　専門家招き地域拠点づくり

（道・道教委 2018-11-01付）

　道は、三十年度「北海道Ｓｐｅｃｉａｌプロジェクト」の実施校として、新得高等支援学校、室蘭聾学校、東川養護学校の三校を決定した。スポーツ、文化、芸術などの分野で活躍する専門家を招き、生徒や地域住民が参加できるプログラムを展開。質の高い演技、体験、講話にふれる機会を提供するとともに、地域住民の学校に対する理解促進、地域の共生社会の拠点づくりを図っていく。十二月から来年二月の開催を計画している。

　道はスポーツ庁の委託を受けて、北海道Ｓｐｅｃｉａｌプロジェクトを二十九年度から開始。

　特別支援教育の新学習指導要領実施を契機に、道内の特別支援学校でスポーツ・文化・教育活動の祭典を開催するもの。プロのスポーツや芸術にふれる機会、障がいの有無を超えて心ふれあう機会を創出するとともに、地域住民の主体的な参画による共生社会の拠点づくりに資することを目的としている。

　二十九年度は、日本体育大学附属高等支援学校、稚内養護学校、函館盲学校を実施校とし、プロのアスリート、音楽家、調理師やパフォーマーを招いた各種イベントを開催した。

　多くの地域住民、近隣校の生徒などが参加し、感動の共有、学校の教育活動に対する理解の促進、近隣校や地域の社会教育団体との連携につながった。

　道は、二十九年度の成果と課題を踏まえ、本年度も取組を継続することを決定。実施校として、新得高等支援、室蘭聾、東川養護の三校を決めた。

　実施時期は十二月から来年二月を予定。現在、学校の要望を踏まえて具体的な実施内容を検討しており、学校の教育活動や行事日程などを考慮しながら調整を進めている。

(道・道教委 2018-11-01付)