星槎道都大　開放ＤＡＹ　講演とディスカッション通し　まちづくりを考える

（学校 2018-11-05付）

パネルディスカッションでは4人の学生が発表した

　星槎道都大学（山本一彦学長）は十月中旬、北広島市内の同大で星槎道都大学開放ＤＡＹを開いた。㈱ボールパークの島田利正取締役が「ボールパーク構想と地域連携」と題して基調講演。パネルディスカッションでは、同大建築学科の学生四人がボールパークとまちづくりについて発表した。

　同大は建学の精神「すべての人々が共生しえる社会の実現」のもと、地域共生の考えを基盤に二十五年、北広島市と連携協定を締結。地域に根ざした教育活動を推進している。

　北広島市内で北海道日本ハムファイターズのボールパーク建設が検討されていた（十月三十日決定）ことから、ボールパークを核とした夢のあるまちづくりに関し、行政と市民が考える場としてシンポジウムを開催することとした。

　はじめに、島田取締役が「ボールパーク構想と地域連携」と題して基調講演。構想について「次世代型ライブエンターテイメント」「最先端ウェルネスライク」「未来型リビングコミュティ」の三つの方針を示した。

　講演後のパネルディスカッションでは、学生がボールパークとまちづくりについて発表。

　三年の花田愛美さんは「おかえりなさいのまち」をテーマに、ＪＲ北広島駅を新しい出迎えの場としてイベント広場を設置することなどを提案した。

　パネリストの島田取締役は「夢のある提案で、ぜひ参考にしたい」、北広島市の川村企画財政部長は「学生ならではの視点があり、新たな発見があった」と、関心を示していた。

(学校 2018-11-05付)