建設業の最先端技術体験―岩見沢農高　担い手育成チームが出前授業　ＩＣＴ測量実習など

（学校 2018-11-08付）

ＩＣＴバックホーの操作を体験した

　【岩見沢発】岩見沢農業高校（畠山佳幸校長）で十月二十五日、日本建設機械施工協会道支部および道建設部、開発局などからなる建設技術担い手育成プロジェクトチームの出前授業が行われた。農業土木工学科二年生が参加。小型バックホーによる二次元ガイダンス施工やＩＣＴ測量の実習を通して、建設業の最先端技術を体験した。

　プロジェクトチームは、道内の工業高校や高等専門学校でＩＣＴを活用した建設技術の出前授業を開催。これまでに五回実施しており、同校では初めての開催となった。

　この日、農業土木工学科二年生三十六人が参加。三班に分かれ、座学と実習を通して建設産業のＩＣＴについて学んだ。

　座学では、講師が道路工事を例に建設業の実情を説明した上で、ＩＣＴの取組を紹介。

　ＵＡＶやレーザースキャナを使った測量などによって、作業効率が上がり働き方改革につながることを伝えた。

　実習では、小型バックホーによる二次元ガイダンス施工のほか、自動追尾ＴＳを利用した出来形管理計測や、ＧＮＳＳローバーによる面管理計測を実施した。

　バックホーの操作を体験した生徒は「熟練の技術者がいなくてもきちんと施工できる機械だと思った」「建設業に興味をもった」などと話していた。

(学校 2018-11-08付)