３７７人集い２０年の節目祝う　帯広市つつじが丘小記念式典

（学校 2018-11-16付）

地域と一体となった取組などを振り返った

　【帯広発】帯広市立つつじが丘小学校（野上泰宏校長）の開校二十周年記念式典が四日、同校で執り行われた。全校児童二百二十八人、歴代校長、ＰＴＡ関係者、教職員百四十九人の合わせて三百七十七人が出席。同校の二十年にわたる歩みを振り返るとともに、記念すべき節目を盛大に祝った。

　同校は、平成十一年に開校。「心ゆたかに、進んで学び、生きる力を身につけるつつじが丘の子」を学校教育目標に掲げ、様々な教育活動を展開している。

　これまで、一千四百三十人の卒業生を送り出してきた。

　式典では、校歌を斉唱したあと、野上校長が式辞を述べた。

　卒業生が各界の第一線で活躍していることにふれ「つつじが丘小の誇りであるとともに、大きな財産」と述べた。

　また、中学校との接続の重要性にふれ、地域と一体となった取組を一層進める考えを示し、「次代を担う子どもたちの大きな夢の実現のため“つつじが丘の子どもは、つつじが丘で育てる”という決意のもと、関係各位の皆さんのより一層の協力をお願いする」と呼びかけた。

　開校二十周年記念事業協賛会の佐々木直美会長は、地域による学校支援運動の推進が文部科学省から表彰されたことにふれ、「学校、家庭、地域が連携し地域全体で学校教育や子どもたちを支援する活動が高く評価されたことは地域の誇り」と述べた。

　「地域の学校としてのつつじが丘小に変わらぬ支援をよろしくお願いする」と求めた。

　記念品贈呈に移り、米沢則寿市長から野上校長、佐々木会長から米沢市長に目録が手渡された。

　歴代の校長やＰＴＡ会長、特別功労者への感謝状贈呈のあと、米沢市長、大石清一市議会議長、嶋﨑隆則教育長が来賓祝辞。

　嶋﨑教育長は、同校が二十二年度に市教委の研究実践表彰を受けたことにふれ、「子どもの学びの環境を充実させるとともに、自ら学ぶ意識を育て、たくましさや豊かな人間性の育成を目指す教育理念を具現化するもの」と評価。「取組が充実・発展してきたのも、歴代校長、教頭、保護者、地域の皆さんの温かい支援によるもの」と誠意を示した。

　このあと、全校児童による呼びかけと、全校合唱を行った。

(学校 2018-11-16付)