函館市はこだて幼が閉園式 16年の歴史に思いはせ 園児や卒園生約100人出席(学校 2018-11-15付)
【函館発】函館市立はこだて幼稚園(戸澤裕美枝園長)の閉園式が四日、同園で行われた。園児のほか、来賓や卒園生など、合わせて約百人が出席。十六年の歴史に思いをはせながら、園舎との別れを惜しんだ。
同園は市立函館幼稚園と市立松風幼稚園の統合によって、平成十五年からはこだて幼稚園として新園舎で開園。隣接している函館市千歳図書室を活用した読書活動のほか、幼稚園教育研究大会の開催や幼小連携の取組など、函館市における国公私立幼稚園の中核園として高い評価を得てきた。
本年度に卒業する園児を含めると、これまでに四百十八人の卒園生を送り出している。
式辞に立った戸澤園長は、園の歴史と歩みを振り返り、保護者や地域の方々に対して「子どもたちにたくさんの愛情と豊かな体験をありがとう」と感謝の言葉を述べるとともに「来年の三月までの期間、一日一日を大切に園児と過ごしていきたい」と述べた。
続いて、函館市教委の辻俊行教育長と、父母と先生の会の松﨑尚之会長が祝辞。
辻教育長は「ほのぼのとした温かい雰囲気の閉園式」と感想を述べた上で「凜とした教職員に育てられた子どもたちの将来が楽しみ」と園児の成長に期待を寄せた。
松﨑会長は「少人数の良さを生かした教育に感謝する」と述べ、これまで同園を支えてきた保護者や地域住民にも、感謝の言葉を送った。
最後に、「はこだて幼稚園MEMORIAL~おもいでいっぱい ありがとう」をテーマに、最後の卒園児となる年長児九人がステージに登壇。自作した大型の絵やぺープサートを使って思い出の歌や踊りを元気よく披露したほか、卒園生も交えた参加者全員で童謡「靴が鳴る」と、園歌「大すき はこだて幼稚園」を合唱した。
出席者の一人は「思い出は尽きない。閉園は寂しいが、卒園生が大きく羽ばたいてくれることと思う」と感慨深げな表情で話していた。
(学校 2018-11-15付)
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