宗谷管内市町村教育長、校長会代表者　一丸で学力向上目指す　推進会議発足し初会合

（市町村 2018-11-20付）

管内の現状を確認し、課題点や改善策を協議した

　【稚内発】全国学力・学習状況調査の結果を受け、宗谷管内市町村の教育長と小中校長会代表者による宗谷管内学力向上推進会議が立ち上がった。十二日には宗谷合同庁舎で第一回会議が開かれ、全国学力・学習状況調査北海道版結果報告書をもとに、宗谷管内の学力の現状を確認するとともに、課題点や改善策を協議。管内すべての市町村教委や学校が一体となって取り組む目標や方策を作成し、一丸となって児童生徒の学力定着に取り組んでいくことを目標として掲げた。

　三十年度全国学力・学習状況調査北海道版結果報告書によると、宗谷管内では小学校、中学校ともに全教科で全国・全道の平均正答率を下回る結果となった。こうした状況を受け、管内の教育委員会と校長会が連携して学力向上に取り組んでいくため、管内学力向上推進会議を立ち上げた。

　第一回の会議には、六人が出席。

　座長となった礼文町教委の岩城修教育長は「宗谷管内の学力の現状や向上に向けた方策について協議などを行い、学力向上に向けて管内の市町村教委と学校が一体となって取り組むための目標や方策を具体的に策定したい」と会議の目標を示した。

　続いて、宗谷教育局の髙杉直人教育支援課長が管内の学力の現状について説明したあと、「学力向上プラン」「授業改善」「学習習慣」「家庭学習」などをキーワードに意見交換。

　今後さらに協議を深め、管内すべての市町村教委や学校が一体となって取り組む目標や方策を作成し、各学校・全教職員が一丸となって取り組めるよう浸透させ、すべての児童生徒に確かな学力を確実に身に付けさせることを最終目標とすることを確認した。

　第二回の会議は、十二月中旬を予定している。

(市町村 2018-11-20付)