周りの支えに感謝　３０年度社会教育功労者・我妻氏が十勝総合振興局へ受賞報告

（市町村 2018-11-20付）

我妻氏（写真中央）は周囲へ謝意を伝えた

　【帯広発】文部科学省の三十年度社会教育功労者表彰を受けた更別村社会教育委員の我妻一則委員長らが、八日に十勝総合振興局を訪問した。我妻委員長は「周囲には感謝の気持ちしかない」などと話した。

　表彰は地域における社会教育活動を推進するために、多年にわたり社会教育の振興に功労のあった人などに対して文部科学大臣が表彰するもの。

　我妻氏は十三年度に村の社会教育委員に就任。「更別村教育の日を考える日」を考える会の代表を務め、二十五年から村卓球協会の会長に就任するなど、村の社会教育の充実に向けて尽力した点が評価された。

　今回の訪問は二日に東京都の日本青年館ホールで執り行われた表彰式の様子を報告するためのもの。西山猛村長、荻原正教育長、我妻委員長が十勝総合振興局を訪れ、三井真局長、十勝教育局の大橋則之教育長らが応対した。

　三井局長は「更別村は公民館を中心とした人のつながりがむらづくりの原動力になっている。管内や全道への普及のためにも、これからさらに高みを目指してほしい」と述べた。

　大橋局長は「今回の表彰では北海道から三人が受賞者した。引き続き、道東地方を盛り上げるため取り組んでもらえれば」と期待。

　我妻委員長は「周りに支えてもらうことで取組を進めることができた。周囲への感謝の気持ちしかない」と感想を。村の社会教育については「先人たちから受け継いだものを次世代につないでいくことが役割。今後も取組を進めていきたい」と述べた。

(市町村 2018-11-20付)